嘉義のスペシャルティコーヒー商談会が大阪で開催
2025年10月20日、台湾の嘉義県が主催した「啡嚐嘉義(フェイチャン・ジャーイー)」プロフェッショナルカッピング商談会が大阪のArc'teryx常設カフェ「BETA CAFÉ」にて盛大に行われました。このイベントには、嘉義県長の翁章梁氏をはじめ、9つのコーヒー農園が集結し、日本市場向けのコーヒー商談および試飲を実施しました。
コーヒーの薫り高い体験
商談会では、嘉義県の農園から出展されたのは、晉揚欣金用心コーヒー莊園、鄒築園、聯合成青葉コーヒー莊園、阿亮自然農場、優遊吧斯瑪翡コーヒー莊園、豆御香藝伎莊園、一品コーヒー莊園、柏香茗茶コーヒー莊園、そして珍5吉コーヒー莊園の全9農園です。これらの農園は、ウォッシュト、ナチュラル、ハニーといった3種類の精製方法を用いた全26種類のスペシャルティコーヒーを提供し、それぞれが独特の香りや風味を展開しました。
高評価を得た嘉義コーヒー
参加した日本のバイヤーたちは、嘉義のコーヒーの品質に驚嘆し、「台湾のコーヒーは初めてだったが、香りも味も非常に上質。ぜひ嘉義の農園を訪れたい」との声が多く寄せられました。翁章梁県長は、「今回の商談会には大阪・京都を中心に20社以上の生豆輸入業者や業界関係者が参加しました。実際に香りをかいで、味を確かめ、その場で気に入った豆の注文をするなど、大きな成果を得ました。この取り組みは、嘉義コーヒーの国際市場進出に向けた大切な第一歩となりました」と述べました。
嘉義のブランド戦略
現在、嘉義県政府は「啡嚐嘉義」共同ブランドを推進し、品質管理体制やブランドの信頼性を高めるべく努力しています。今後は国際的な競争力を強化するため、農園の視察ツアーや定期的な国内外イベントの開催など、台湾と日本のコーヒー業界のさらなる連携を図っていく予定です。
持続的なビジネス交流への期待
嘉義のスペシャルティコーヒー商談会は、ただの試飲会に留まらず、台湾のコーヒー産業にとって重要なマーケティングの場となりました。今後も、両国間の持続的なビジネス交流を通じて、双方の市場におけるブランド力の向上を目指し、さらに多くの日本のコーヒー愛好者に嘉義のコーヒーの魅力が伝わることを願っています。