クレスコの生成AI戦略
2025-02-03 11:25:24

株式会社クレスコの生成AI活用戦略と未来への展望

株式会社クレスコの生成AI活用戦略と未来への展望



株式会社クレスコ(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:冨永 宏)は、2022年に生成AIが登場して以来、積極的な取り組みを進めています。この技術を利用したサービスの品質向上や生産性の向上を目指し、社内外で様々なプロジェクトを展開してきました。今後の方針や取り組みについて詳述します。

取り組みの経緯



クレスコでは、生成AIが注目され始めた2022年から、関心を寄せる社員を中心に、すぐに異なる部門での活用を模索してきました。2023年の5月には、社員向けの生成AIチャットサービス「CrePT」を立ち上げ、実際の業務に反映させる運用をスタートしました。これにより、コーディングやテストの支援、また管理業務においても、各種問合せや提案書の作成、市場調査などに活用され、使用割合は着実に増加しています。

2024年の7月には、自社の成長戦略を推進するため、社長直轄の部門横断組織「生成AIビジネス変革研究室」が設立されました。この研究室では、顧客への新しい価値提供や社内デジタル変革、人財育成に力を注いでいます。また、北海道大学の川村教授のアドバイザー支援も受けており、学術的な視点を取り入れた取り組みが行われています。

顧客への新たな価値創出



クレスコでは、顧客向けに生成AIを用いたデジタルソリューションを提案しています。特に、ITサービスのビジネス分野では、生成AIの導入によって業務の生産性とクオリティを向上させ、より高度な開発へとつなげることを目指しています。自社の経験から得た知見を活かし、画期的な「生成AI環境構築サービス」も開始し、高いフィードバックを得ています。開発部門の生成AI利用率は62%に達し、目標は100%です。

社内デジタル変革の推進



社内においても生成AIを活用した業務効率化に取り組んでいます。特に、管理部門での利用率が72%となり、実に4分の3の社員が日常業務で生成AIを使っています。この流れをさらに加速し、全社員が活用できる環境を整えていく予定です。

今年の6月からは「社内コンシェルジュサービス」を試行し、自動回答機能を設けています。これにより、社内規程やマニュアルに基づき、迅速な情報提供が可能となりました。今後は取り扱い文書を拡大し、本格的な運用を進めていきます。

人財育成の取り組み



生成AIの普及と利用は、今後の競争力を左右する重要な要素です。当社では全社員が生成AIの利用スキルとリテラシーを身につけられるよう、人材育成にも注力しています。2024年6月にはオリジナルのeラーニング教材「生成AIリテラシー講座」をリリースしました。この講座には95%の社員が受講を完了しており、さらに実践的なハンズオン講座も22部署以上で開催されています。

今後の展望



クレスコは、これまでの取り組みで生成AIの利用が根付いてきたと実感しています。今後は「生成AI活用|基本方針全体像」を策定し、さらなる加速を図ります。「CRESCO Group Ambition 2030」と「中期経営計画2026」に基づき、あらゆる業務において生成AIを最大限に活用することで、効率的な生産性向上と競争力の強化を目指します。引き続き、生成AIビジネス変革研究室にて最新情報を公開していく予定です。


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