未来を探る万博
2025-09-02 11:19:02

万博で未来を探る!被災地の子どもたちを招待する取り組み

万博で未来を探る!



2025年9月、国内で注目のイベントとなる大阪・関西万博が開催されます。この万博に、特別な背景を持つ17名の中学生が招待されます。彼らは、能登半島地震で被災した志賀町の富来中学校の生徒たちであり、特に深刻な被害を受けた地域に住む子どもたちです。この取り組みに名乗りを上げたのは、大阪府茨木市に位置する茨木西ロータリークラブと、石川県志賀町の富来ロータリークラブです。

被災地の現実と支援の格差



志賀町は、過去に大きな災害に見舞われた地域でありながら、同じ能登半島にある他の市町と比べて支援を受ける機会は著しく少ないという現実があります。大阪府が実施している「能登半島地域の子ども大阪観光招待事業」は、奥能登の4市町に限られており、そのため、直接的な支援を受けることができないまま、同じ被災地の子どもたちが見過ごされてきたのです。

このような状況を受けて、今回のプロジェクトが立ち上げられました。茨木西ロータリークラブは、震災直後から継続的に旧富来町への支援を行っており、初期の物質的支援に続いて「未来創造支援」という新たな視点での活動をスタートさせます。

未来を創造するためのキャラバン



プロジェクト名は「能登中学生 未来創造キャラバン」で、2025年9月14日から15日にかけて実施されます。このキャラバンでは、富来中学校の生徒17名とその保護者が万博に参加し、未来の社会をテーマとした体験学習に触れる機会を持つことになります。

万博の会場では、最新技術や新しいライフスタイルに触れることができ、参加者たちは見学者としてだけでなく、未来を創造する主体としての役割を担います。この体験こそ、彼らが地域復興に向けた新たな発想を生み出すための重要な一歩となるでしょう。

官民連携の支援を強化



この取り組みは、行政の支援と民間の支援が見事に融合したモデルケースでもあります。茨木西ロータリークラブの澤田会長は、「行政には限界があるが、私たちが補完することで、より多くの支援を実現できる」と述べています。また、富来ロータリークラブの中島会長も、子どもたちが万博を通じて未来に希望を感じ、復興につなげてほしいと強い期待を寄せています。

新しい希望を抱いて



「能登中学生 未来創造キャラバン」は、参加者たちが未来への希望を見つけ、それを地域社会に根付かせるための重要なプロジェクトであり、被災地が抱える課題を克服するための新しいアプローチとなることでしょう。被災地域に生きる子どもたちの目に映る未来には、どのような夢と希望が広がるのか、私たちもその成長を見守り、支えていきたいと思います。

問い合わせ先


このプロジェクトに関する詳細は、茨木西ロータリークラブまでお問い合わせください。

〒567-0033 大阪府茨木市松ヶ本町2-35
会長:澤田 裕仁
E-mail:[email protected]
TEL:072-623-2668
URL:https://www.ibaraki-west-rc.com/


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