青磁の魅力
2025-03-24 12:44:21

特別展「CELADON」東アジアの青磁の魅力に触れる

特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」



2025年4月19日から11月24日まで、大阪市立東洋陶磁美術館において特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」が開催されます。この展覧会では、中国、韓国、日本といった東アジア諸国における青磁の歴史と魅力が紹介されます。

青磁とは?


青磁はその名の通り美しい青緑色を特徴とする陶器で、中国で誕生しました。カラフルで繊細な色合いは、多くの人々を惹きつけ、欧米では「Celadon(セラドン)」と呼ばれています。この美しい色が生まれるのは、焼成過程での還元状態における鉄分の影響によるものです。

本展では、特に注目すべき作品として国宝《飛青磁花生》が展示されます。これは14世紀以前に作られたもので、青緑色の釉薬が施され、完璧なプロポーションが魅力的です。他にも重要文化財の青磁や、韓国・高麗の青磁など、多彩な作品が一堂に揃います。

展示の見どころ


本展の魅力は、以下の3つのポイントに集約されます。

1. 国宝《飛青磁花生》とMOCOコレクション


国宝である《飛青磁花生》は、大阪市立東洋陶磁美術館が誇る安宅コレクションに含まれています。このコレクションは、世界に名高い青磁の名品を収蔵しており、特に高麗や中国から取り寄せた美しい作品が展示されます。参加者はこれらの作品を通じて、青磁の文化的価値と歴史を学ぶことができます。

2. 青磁の多様な魅力を探求


青磁の色合いは生産地や時代によって異なり、同じ窯であっても焼成環境による多様な変化が見られます。本展では、青磁の異なる表現や技術について詳しく解説し、入門者から専門家まで楽しめる内容が盛り込まれています。特に、青磁の色合いや製造プロセスに焦点を当てた解説は、多くの人々に新たな発見をもたらすことでしょう。

3. 特別企画「大阪の宝―MOCOの宝20選」


さらに、大阪・関西万博を記念した特別企画として、MOCOコレクションの中から選ばれたお宝作品20点を展示します。これにより、参加者は「私のベスト作品は何か?」と考える楽しみを味わうことができます。

開催要項


  • - 会期: 2025年4月19日(土)~11月24日(月・振替休日)
  • - 会場: 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市北区中之島1-1-26)
  • - 入館料: 一般2,000円、高校生・大学生800円(団体割引あり)。中学生以下及び65歳以上の大阪市在住者は無料です。
  • - 開館時間: 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)。
  • - 休館日: 毎週月曜日及び特定日

本展では光輝く青磁の数々をぜひ直接見に来てください。詳細情報や特別イベントについては、公式ウェブサイトを訪問してご確認ください。


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