2025年大阪・関西万博で楽しむ韓国の国家遺産魅力とは

2025年大阪・関西万博で訪れる韓国の文化

2025年の4月から10月にかけて、大阪で開催される「2025年大阪・関西万博」では、韓国の豊かな文化と伝統が凝縮されたイベント「Korea on Stage」が展開されます。特に注目を集めるのが、5月13日から17日までの「韓国週間」での多彩なプログラムです。これには、韓国の伝統芸能の公演や最新のメディアアート展示、国家遺産体験ブースが含まれ、来場者に韓国の魅力を直接感じてもらう機会となっています。

韓国の国家遺産の魅力

「Korea on Stage」は、韓国の伝統と現代文化とを結びつける重要なプロジェクトとして位置づけられています。この取り組みは、韓国国家遺産庁と国家遺産振興院が共同で推進しており、2020年から続く「国家遺産訪問キャンペーン」を基盤にして行われます。このキャンペーンは、ユネスコ世界遺産や無形文化遺産を中心に、韓国に点在する国家遺産の魅力を国内外に広めることを目的としています。

具体的には、韓国には10のテーマに分けられた道が設定されており、それぞれに特徴的な遺産や文化が存在します。訪問コースを通じて、訪れる人々は韓国の歴史や伝統を身近に感じることができるようになっています。

「韓国週間」のプログラム内容

万博の期間中、「韓国週間」として特別プログラムが開催され、訪れる人々に今の韓国を体感してもらうための様々なイベントが用意されています。「Korea on Stage」では、無形文化財保持者による伝統公演や映像芸術が融合した展示が行われるため、韓国文化の深みが存分に味わえます。特に注目されるのは、5月14日から17日までの伝統芸能の名人も登場する公演です。

KOREA on Stage – Ye-In (芸の名匠)

このプログラムでは、韓国の四季や感情を表現した音楽、舞、演劇が披露されます。無形文化遺産に指定されている「パンソリ」や優美な伝統舞踊「僧舞」などが、名匠たちの手によって観客に届けられます。特に、韓国の伝統の深さを感じさせる独特の音色の弦楽器「コムンゴ」を使った演奏も注目です。

公演はいずれも5月14日14時と19時から、フェスティバルステーションで行われ、予約は不要ですが先着順となっています。

KOREA on Stage – No-Ri (調和の舞)

ダイナミックな表現力で観客を魅了する「No-Ri」プログラムでは、多彩なストリートパフォーマンスが繰り広げられます。例えば、村の豊作を祈る伝統芸能「農旗ノリ」や、獅子舞、ソゴ舞などが、観客と対話しながら進行されていきます。これにより、韓国の無形文化がより身近に感じられ、観客とパフォーマンスの双方向性が高まります。

メディアアートと体験型ブース

万博期間中には、歴史ある国家遺産を現代的に再解釈したメディアアート作品も見ることができます。「Heritage in Bloom: The Beauty of Korea」は、韓国の歴史や文化を新しい形で表現したアートで、特に大型LEDスクリーンでの上映によって、来場者に強烈な視覚体験を提供します。

さらに、EXPOメッセ「WASSE」で行われる「韓国観光フェスタ」では、参加型のブースも設置されます。ここでは、仮想旅行を楽しむことができる「国家遺産訪問者パスポートツアー体験」があり、訪れた方は様々なプレゼントも手に入れるチャンスがあります。