建設業の未来
2026-08-17 14:49:07

大阪と東京の建設業界が未来を見据えた共同宣言を発表

未来の建設業を見据えた協業計画



2023年7月31日、大和ハウス工業株式会社とエムシーディースリー株式会社は、建設業界の課題解決に向けた基本合意書を交わしました。両社は、少子高齢化が進む中で、人材不足や技能の継承といった深刻な問題に対してAIとデータ基盤を活用した新たなアプローチで挑むことを約束しました。

建設業界は現在、熟練技術者の減少や高齢化が進み、現場で蓄積された知識や技能の継承に課題を抱えています。加えて、資材価格の高騰や労働環境の厳しさ、近年の気候変動による極端な天候も仇となり、業界はさらなる変革を求められています。従来のアプローチだけではこれらの課題に立ち向かうには不十分であり、データを駆使した現実的なソリューションが求められています。

今回の協業により、大和ハウス工業が持つ施工に関する豊富な知識と、エムシーディースリーのデータ基盤とAI技術を融合させることで、技能者や協力会社、元請会社すべてにとって役立つ仕組みの創出が期待されています。両社は、作業データの取得、現場職人の技術力の可視化を進める中で、実作業のスムーズな運営や、人材の確保と育成にも貢献することを目指しています。

7つの検証テーマと期待される効果



両社は、以下の7つのテーマをもとに、実証や分析を行う予定です。
1. データ統合・基盤整備
要求されるデータを一元管理し、二重入力や紙の作業を削減。
2. 横断的なリソース活用
人材の稼働を安定化し、繁忙期と閑散期の差を埋めることができる。
3. ノウハウの継承
新人技能者をスムーズに戦力化し、教育コストを削減する。
4. 人財育成・能力開発
データに基づく判断で、技能者のキャリア支援を図る。
5. データドリブン経営の支援
が発生する様々なリスクに対して事前に把握し、対策を講じる。
6. 現場運営の高度化
経験の少ない技能者でも適切な判断ができるスキルを養う。
7. 業界への展開
業界全体の労働環境を改善し、持続可能な基盤の確立を支援。

このようにして構築される協業の成果は、大和ハウス工業の技術支援チームとエムシーディースリーのAI技術者との連携により生まれます。

両社営の意気込み



大和ハウス工業の技術本部で技術戦略を担当する北真夫氏は、「建設業界の技能者不足と次世代への技能継承は急務です。適正な評価の循環モデルを構築することで、業界の発展に寄与したい」と語ります。

一方、エムシーディースリーの社長、飯田正生氏は、「当社はAIやデータ、デザインを駆使して様々な業界の課題に取り組んでいます。特に建設業は、技能継承やデータ活用などの重要なテーマに直面しています。この度、大和ハウス工業と協力できることを非常に嬉しく思っています。」とコメントしています。

今後の展望



双方は今後、提示されたテーマに基づく検証を実施し、得られた知見を基に建設業界に資する新たなサービスの提供に取り組んでいく予定です。

建設業界におけるAIとデータによる変革が、今後どのような成果を生むのか、一層の注目が集まります。


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