ストラタシスが新型F870™を発表!
最近、ストラタシスは、工場での生産拡大をサポートする新しい大型アディティブ製造プラットフォーム「F870™ FDM®システム」を発表しました。この革新技術は、特に自動車や航空宇宙、防衛といった重要な分野での使用を念頭に置いて設計されています。
F870™の特徴とは?
F870™は、ビルドプレート全体を加熱する恒温チャンバーを搭載しており、これにより高い強度と耐久性を誇る材料を使用することが可能です。これにより、製造工場におけるアディティブ製造の適用範囲が広がり、治工具、固定具、製造補助具、さらには最終用途部品の生産が実現します。
特に、工場の現場に求められるサイズやスループット、信頼性を備えた製造システムへの需要が高まる中、F870™はこれらの期待に応えるために開発されました。エンジニアたちは、従来の製造方法におけるリードタイムの削減やコスト効率化を狙いとして、この新しいプラットフォームの導入を進めています。
実際の導入事例
すでに北米トヨタの生産技術部門や、リビアン・オートモーティブといった主要な製造業者でF870™の導入が進行中です。これらの企業は商業展開に先立ち、設備や部品の評価を行い、特に自動車用治工具や製造補助具の生産に注力しています。
北米トヨタのアディティブ製造エンジニアであるダラス・マーティン氏は、「私たちはすでにストラタシスのアディティブ製造がもたらす価値を実感しています。次の課題は、その活用範囲をさらに多くの用途へと広げることです。」と、その期待を寄せています。
造形能力と材料の多様性
F870™の造形エリアは1000 × 610 × 610 mmと、業界でも最大級のサイズを誇ります。対応する材料には、Nylon 12CF™、ASA、ABS、さらには新製品のFDM® ABS Draft(グレー)が含まれます。特にNylon 12CFカーボンファイバーは、製造現場で求められる強度と耐久性を兼ね備えています。
このプラットフォームにより、製造業者は工場の要求に応じた再現性や耐久性を確保しながら、さらに大型の治工具や固定具を効率良く生産することができるようになります。イノベーションの進行とともに、アディティブ製造技術の利点がさらに広がることを期待しています。
IMTS 2026での展示
ストラタシスは2026年9月にシカゴで開催されるIMTS 2026に出展予定で、F870のデモンストレーションが行われます。業界の新しいイノベーションを直に体感できるこの機会をお見逃しなく。ストラタシスの最新技術に関心がある方は、公式ウェブサイトやIMTS会場のブースをぜひ訪れてみてください。
最後に
ストラタシスは、航空宇宙、自動車、医療、教育など様々な分野でのアディティブ製造技術の進化をリードしています。新型F870™の導入は、その明るい未来への一歩となるでしょう。製造業の変革と効率化が進む中、ストラタシスの技術がどのように役立つのか、今後の展開に期待が高まります。