大和大学×クラダシ 研究活動の新たな展開
大和大学社会学部のSDG研究推進室が、株式会社クラダシのサポートを受け、コメに関する社会学的な研究活動を開始しました。この提携は、コメ価格が急騰したことを背景に、地域や環境における課題を考察することを目的としています。
天野健作教授と立花晃教授のゼミが中心となって行われる研究テーマは「コメ」。農業の生産から流通、消費に至る過程を探る中で、淡路島の生産農家へフィールドワークを実施し、現地での情報収集を行う予定です。これにより、米作農家が直面する問題を明らかにし、どのように解決へと導くかを考えます。
研究の背景と目的
昨今のコメの高騰は、私たちの食卓に影響を与えるだけでなく、農家にとっても大きな試練です。天野ゼミと立花ゼミではこれまでも環境問題や地域政策をテーマに研究を行ってきましたが、今回の調査を通じて、より具体的かつ実践的な提言を行うことを目指しています。研究結果は最終報告としてまとめる予定です。
クラダシの支援内容
株式会社クラダシは「ソーシャルグッドな世界の実現」を目指し、社会貢献活動を展開しています。今年度からは教育分野への支援をさらに強化し、全国からの応募を審査した結果、大和大学を含む3つの団体に対して研究活動の支援を決定しました。具体的には、研究費の提供だけでなく、クラダシの持つネットワークやリソースへのアクセスも天野ゼミと立花ゼミに提供されます。
地元の農家との連携
研究においては、淡路島の生産農家との積極的な連携も含まれています。コメの育苗や収穫作業では再生可能エネルギーを活用する方法も検討し、農家との交流を深めることで、地域活性化につながる新たなメニューの開発やフードロス削減を目指したワークショップも計画しています。
「コメがつなぐ未来」 — 地球環境と食文化の持続可能性をテーマにしたこの研究は、農業だけでなく地域全体に貢献するものと期待されています。
お問い合わせ
大和大学社会学部SDG研究推進室へのお問い合わせは、以下のメールアドレスまでどうぞ。
この新しい取り組みが、食卓を支えるコメの未来に新たな光をもたらすことを期待しています。