2025年の大阪・関西万博にて、特別なワークショップ「えっ!? バナナで作る? オリジナル万博うちわ!」が開催されました。このイベントは、株式会社高速オフセットが運営するKAMIKENチームの主催で、子どもたちがSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ機会を提供するものです。開催日は2025年6月28日、親子で楽しめる内容で、大変注目が集まりました。
このワークショップには、エコチルという子ども環境情報誌を通じて事前に応募した20組の親子が参加しましたが、実際には256組もの応募があり、競争率は10倍を超えました。これは、子どもたちが環境問題に興味を持ち始める大きなきっかけと言えるでしょう。
ワークショップの内容
当日、参加者たちはKAMIKENのオリジナル教科書「紙図鑑」を使って、様々なサステナブルな紙について学びました。普段は廃棄される植物を活用して作られている多種多様な紙の中でも、特に注目されているのがバナナペーパーです。このバナナペーパーは、アフリカ・ザンビア産のバナナの茎から作られ、SDGsの17項目全てを達成できる可能性を持った素材として注目されているものです。参加者は、実際に手に取ってその質感を感じ、環境について触れながら学ぶ貴重な体験をしました。
また、このワークショップでは、バナナペーパーを使ってオリジナルの万博うちわを作成しました。竹で作られた持ち手に、バナナペーパーの台紙を貼り、その後デコレーション作業を行います。参加者は、ザンビアの野生動物やアフリカの伝統的な模様をイメージしたイラストシールを使って自由にデザインし、それぞれの個性溢れるうちわが完成しました。
参加を終えた子どもたちからは、「バナナペーパーのざらざらした感触が好き」といった声や、具体的な質問もたくさん寄せられるなど、非常に興味深い体験となったようです。特に、バナナペーパーの制作過程についての質問や、通常の木材を使用した紙との違いなどは、子どもたちの学びを深める良い機会となったと言えます。
KAMIKENの今後の展望
KAMIKENチームは、これからもバナナペーパーをはじめとするサステナブル紙の普及に努めていく所存です。この活動を通じて、子どもたちが環境問題について考える機会を増やし、持続可能な社会に向けた教育を推進していきます。これからも、KAMIKENは多くの人々が興味を持ち楽しめるイベントを企画し、皆さんと共にサステナブルな未来を作るために力を注いでいきます。
詳細については公式サイト(
KAMIKEN公式サイト)やInstagram(
KAMIKEN Instagram)をチェックしてみてください。未来のために、まずは身近なところから始める。このワークショップはその一歩を踏み出す大切な機会でした。今回の成功を基に、今後の活動にもぜひ注目していきたいと思います。