岡山大学が進めるカーボンフットプリント活動の成果
国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)は2026年1月19日、津島キャンパスにある共育共創コモンズ(OUX、オークス)で「カーボンフットプリント活動成果報告会」を行いました。この報告会は、環境への関心が高まる中、特に「きびだんご」のカーボンフットプリント(CFP)算定プロジェクトの成果や、学生と地域企業が協働して行った「カーボンフットプリントチャレンジ」の成果を広く報告することを目的としています。
成果発表の内容
報告会は、経済学部長の村井浄信教授による挨拶からスタートしました。第一部では、「きびだんごカーボンフットプリント実証プロジェクト」の詳細な成果が発表されました。株式会社廣榮堂社長室の小西祐貴室長がプロジェクトの背景や会社について説明し、その後、MS&ADインターリスク総研株式会社の浅井良純氏がCFP算定の結果や進行中の共同研究について報告しました。
天王寺谷研究室の学生たちもアクティブに参加し、消費者アンケートとインタビューを基にした意識調査の結果を共有しました。このセッションでは、質疑応答時間が設けられ、参加者から多くの質問が寄せられました。
地域企業との連携
続く第二部では「経済学部 カーボンフットプリントチャレンジ」の活動が取り上げられました。この取り組みでは、地域企業と共同で実践的な学びが進められ、シバムラグループの芝村啓介社長がプロジェクトの背景を解説しました。天王寺谷研究室の学生たちは、同グループが製造する「ブルーベリージュース」と「ポン菓子」に焦点を当て、CFP算定の過程を報告しました。彼らは製造工程におけるエネルギーの使用量や原材料の調達ルートを詳しく分析し、その成果を発表しました。
また、中電環境テクノス株式会社の高田舜也氏からは、J-クレジットの利用可能性についての提案が行われ、学生と企業の共同作業の過程も紹介されました。
トークセッションと意見交換
最後に、トークセッションが開催され、天王寺谷達将准教授がファシリテーターとして参加しました。CFPチャレンジに参加した企業や学生が登壇し、実際の経験に基づいた意見交換が行われました。企業側からはメディアへの露出が社員のモチベーションを高め、地球環境について考えるきっかけになったといった意見が多くありました。対照的に、データ収集が難しかった点についても触れられ、学生たちはCFPに関する学びが就活において役立った経験を語りました。
活発な意見のやりとりの中で、浅井氏は企業の理解と協力が不可欠であることの重要性を強調しました。
交流の意義
報告会終了後には、同会場にて交流会も行われ、参加者同士のネットワーキングが促進されました。また、岡山大学は今後も地域企業との連携を強化し、持続可能な社会づくりに貢献していく意向を示しました。次世代を担う学生たちの環境リテラシー向上が重要であると認識され、産官学協働により地域の脱炭素化が進むことが期待されています。
岡山大学に期待する未来
岡山大学の取り組みは、地域社会と地球環境に対する誠実な努力として評価されており、これからも注目されることでしょう。地域中核の特色ある研究大学としての強化を進め、学生たちの情熱がもたらす変革に期待が寄せられています。