枚方・御殿山に新たに誕生する医療と地域のコミュニティスペース
大阪府枚方市の医療法人御殿山福田総合病院は、開院50周年を迎えるのを機に、新たな地域交流の場を提供するためのクラウドファンディングを開始しました。開院からの半世紀、地域に根ざした医療を提供してきた福田総合病院。この度、病院の向かいにある建物をリノベーションし、地域に開かれた「コミュニティスペース」を設ける計画です。
クラウドファンディング、8日で50%突破!
プロジェクトのクラウドファンディングは2025年9月16日からスタートし、わずか8日で目標金額の半分を達成しました。これには地域の住民や病院スタッフ、企業からの多大な支援が寄せられています。今回のプロジェクトは、患者さんだけでなく、地域住民や医療スタッフが気軽に集まれる「みんなの居場所」を築くことを目的としています。
地域と共に歩んできた病院
理事長の福田正剛氏は、整形外科医としてだけでなく、地元サッカーチーム「FCティアモ枚方」のスポンサー兼チームドクターとしても活動し、スポーツや地域行事を通じて市民の健康促進にも寄与しています。また、自らも地域の高齢化問題に目を向け、病院スタッフと地域の農家が協力して営む「ふくふくファーム」を通じて、耕作放棄地の活用や収穫物を地域住民と分かち合っています。
コミュニティスペースの特徴
新設されるコミュニティスペースは、次のような特徴を持っています。
- - 多世代交流の場: 子育て世代や高齢者、学生が気軽に立ち寄り、医療スタッフとの日常的な交流が可能です。
- - 健康情報の発信拠点: 地域の人にとって、健康づくりや予防医療に関する情報を発信しやすい環境を整えます。
- - 人とのつながりを大切に: 医療スタッフが地域の方と顔を合わせることで、繋がりを深めます。
- - 農家やNPOとの協働: 地元の農家、企業、学校、NPOと連携し、地域課題の解決にも取り組みます。
今後のスケジュール
クラウドファンディングは9月16日から10月31日までの期間に実施。
続いて、9月下旬からはリノベーション工事が始まり、10月には地域向けの交流イベントも予定しています。10月下旬には職員向けのプレオープンを経て、11月に内覧会を兼ねた地域交流イベント「フクダ秋祭り」が開催される予定です。来年には地域住民も利用できる本格運用を開始し、定期的なイベントも企画されています。
必要な資金とリターン
本プロジェクトに必要な資金は1,600万円で、そのうちクラウドファンディングでの目標金額は100万円です。支援に対しては、オリジナルグッズやイベント参加の特典が用意されています。地域の人や企業と共に、未来の医療福祉を築くための支援が期待されています。
まとめ
福田総合病院が目指す新たなコミュニティスペースの実現は、地域医療の在り方を変える一歩となります。多世代が交わり、安心して集える場を通じて、医療と地域が共生する社会を作っていく期待が高まります。ぜひ、このプロジェクトにご参加いただき、地域と共に成長する未来の創造に寄与してみませんか?