阪神淡路大震災から30年、能登半島地震から1年
2025年の阪神淡路大震災から早くも30年が経過し、その教訓を忘れないために、また能登半島地震から1年が経過した今、地区の消防機関が結集し、震災対応に向けた訓練を行うことが決定しました。豊中市、吹田市、池田市、箕面市、摂津市の5市が共同で運営する「北大阪消防指令センター」では、初めての震災対応訓練が行われます。
訓練の目的
今回の震災対応訓練の目的は、地震発生時に迅速かつ正確に対応できるようにすることにあります。阪神淡路大震災の際には、平常時の10倍以上にあたる1,000件を超える119番通報がありました。また、令和6年1月の能登半島地震時には、消防指令センターには平常時の30倍に及ぶ通報が集中しました。これらの過去の経験を踏まえ、実効性のある受信体制を強化する必要があります。
訓練の詳細
以下に、震災対応訓練の概要を紹介します。
- - 日時: 2024年2月6日(火)9時30分から10時00分まで
- - 場所: 北大阪消防指令センター(吹田市佐竹台1-6-3)
- - 訓練想定: 豊中市で震度6弱の地震が発生し、近隣市町においても震度5強を観測。これにより119番通報が集中する状況を想定しています。
訓練内容
訓練では、主に以下のような内容が行われます。
1.
震災時の初動対応 - 地震発生直後の即座な対応手順を確認。
2.
119番多数入電時の対応 - 通報が集中する状況下での、効率的な受信と指令の方法。
3.
各市警防本部との連携 - 近隣市町との情報共有や連携方法の確認。
取材の確認
マスコミ関係者に向け、取材を希望される方は、2024年2月4日(火)17時までに連絡が必要です。地域の安全を確保するために、ぜひ多くの方にこの訓練の重要性を伝えていただきたいと思います。
おわりに
地震はいつ発生するか分かりません。阪神淡路大震災や能登半島地震から得た教訓を元に、各市が連携し、災害への備えを徹底することは、地域住民の安全を守るために欠かせない取り組みです。今回の訓練を通じて、地域全体の防災意識が高まり、一層の備えにつながることを期待しています。