名古屋大学・岡山大学・順天堂大学の共同プログラム
2025年10月、名古屋大学、岡山大学、順天堂大学の3つの国立大学が共同で提案した「医学系研究支援プログラム」が、令和7年度の文部科学省及び日本医療研究開発機構(AMED)に新たに採択されました。このプログラムは、少子化や超高齢化といった現代日本が抱える喫緊の課題に応えるべく、すべての人々が健康に生活できる社会の実現を目指しています。
プログラムの目的
この取り組みは、各大学が持つ専門性や強みを活かし、それぞれの分野における医学研究を進めるための強固な協力体制を確立することがポイントです。特に焦点をあてているのは、AIや医療ビッグデータを活用したデータ駆動型の研究推進です。これにより、若手研究者が斬新なアイデアを実現できる環境を整え、研究に集中できる時間を確保することを意識しています。
共同研究の強化
名古屋大学の勝野雅央教授が事業代表者として率いるこのプログラムは、若手医学研究者が様々な挑戦に取り組めるよう、経験豊富な研究者や臨床医が支える体制を築くことを目標としています。具体的には、名古屋大学の勝野教授をはじめ、岡山大学の和田淳教授、順天堂大学の髙橋和久教授がそれぞれ事業責任者を務め、確かな研究成果を伝えるべく連携します。
実施期間と成果
本プログラムの実施期間は2025年10月1日から2028年3月31日までの予定です。この期間内で、大学間の強いネットワークを通じて、医学研究の未来を切り拓くための革新を追求していく計画です。これにより、産学連携も強化され、さらなる研究資金の獲得や、新たな研究開発の展開が期待されています。
未来の医学研究へ
さまざまな医療技術の進化を通じて、より健康的な社会の実現を目指すこのプログラム。一人ひとりが豊かで健康な生活を送れるよう、新たなシステム作りに挑む大学たちの奮闘に、ぜひご期待ください。地域と国の未来を見据えたこの取り組みが、医学研究に新たな息吹をもたらすことを願っています。