高齢者のテレビ視聴
2025-09-11 12:08:22

高齢者のテレビ視聴の実態調査から見える新しい生活スタイルとは

高齢者のテレビ視聴に関する実態調査



9月15日は「敬老の日」です。これに先立ち、パナソニック株式会社の実施した調査により、高齢者にとってのテレビの重要性が改めて浮き彫りになりました。この調査は、関東圏と関西圏に住む65歳以上の1400人を対象に行われ、今後の高齢化社会におけるテレビ視聴の実態が明らかになりました。

テレビは「不可欠な存在」



調査によると、65歳以上の約72.3%の高齢者が「テレビは毎日の生活に欠かせない」と回答しています。主な視聴目的としては「ニュースや時事情報の収集」が94.0%で圧倒的多数を占めています。次いで「天気・防災情報の収集」が84.3%、「娯楽や気分転換のため」が63.0%と続きます。つまり、テレビは情報源としてだけでなく、日常生活の一部としても機能していることがわかります。

視聴番組は地域で異なる



高齢者がよく見る番組のジャンルでは、共通して「ニュース・天気予報」が過半数を超える94.5%でした。しかし、地域によって異なる傾向が見られました。関東圏ではスポーツ中継が人気(51.5%)であるのに対し、関西圏では音楽番組(20.2%)の視聴率が高いという結果に。これは高齢者の「推し番組」に地域性が反映されている証拠です。

レコーダー活用の実態



調査結果からは、73.7%の関西圏と70.5%の関東圏の高齢者がレコーダーを使用していることも明らかになりました。特に、85.1%が「リアルタイムで見られない時に後で視聴するため」と回答。また、80代の中には「気に入った番組をコレクションとして残している」という“コレクション型視聴”を楽しむ傾向も見受けられました。

動画配信サービスの普及



さらに、調査では4割以上の高齢者が動画配信サービスを「ほぼ毎日視聴している」と回答し、人気ジャンルは「映画」が55.7%で最も多く、次いで「国内ドラマ」34.7%、「海外ドラマ」32.8%が続きました。このことは、高齢者にも動画配信サービスが日常の娯楽として定着しつつあることを示しています。

視聴時間は平均3時間以上



日々のテレビ視聴時間に関するデータによれば、高齢者の半数以上が「3時間以上」視聴することがわかりました。特に、約9.4%が「7時間以上テレビを見ている」と答え、地域により視聴時間にも違いがあり、関西圏では「5時間以上」と答えた割合が関東圏を上回りました。

快適な視聴環境の求め



調査によると、特に60~70代の女性が「テレビの場所を自由に動かせる」ことを求めていることがわかりました。多くの高齢者が家事をしながらの「ながら視聴」を快適に楽しむための工夫を求めています。

まとめ



この調査の結果から、高齢者のテレビと動画配信サービスによるライフスタイルがどのように変化しているのかが見て取れます。テレビは単なる娯楽にとどまらず、昨今の高齢化問題においては情報源としても重要な役割を果たしています。2025年には、ますます高まる高齢者人口に対し、テレビや動画配信サービスが彼らの日常をいかに豊かにするかが今後の課題と言えるでしょう。シニア世代こそ、最新のAVツールを駆使して、情報収集や趣味に活用していくことが求められています。


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