調達革新の受賞
2025-10-15 14:27:01

デジタル技術で革新された間接材調達サービスがグッドデザイン賞に輝く

デジタル技術で革新された間接材調達サービスがグッドデザイン賞に輝く



2025年10月15日、株式会社ミスミグループ本社が提供する「MISUMI floow」が公益財団法人日本デザイン振興会の主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。この賞は、日本独自のデザイン評価制度であり、1957年の設立以来、製品やサービスなどの多様なデザインを通じて、より良い生活と社会の実現を目指しています。

「MISUMI floow」は、デジタル技術を駆使した間接材トータルコストダウンサービスです。顧客の需要データを起点とし、工場における間接材調達を改革することに成功しています。このサービスの特徴は、利用頻度に応じた最適なチャネル設計にあります。これにより、従来の発注や納入、棚卸といった業務が大幅に削減され、業務時間を約7割も軽減することができました。

受賞の理由



「MISUMI floow」が高く評価されたのは、その革新性からです。従来の属人的で非効率な工場の間接材調達に対策し、最適なチャネルを提供することで、顧客は「納期ゼロ時間」に近い体験を享受できます。発注・納品・棚卸の一連の流れを自動化し、需要データを基に自販機やECを組み合わせることで、現場は本来の業務に集中できる環境を整えています。

加えて、利用データの蓄積による在庫の最適化や人的ミスの防止、さらにはサプライチェーン全体での過剰梱包削減といった環境への貢献も期待されています。このようにして、確実で迅速なサプライチェーン基盤とデジタル技術の融合により、生産性や持続可能性を高める新たなデザインが実現されました。すでに、中国や日本の現場で実績を上げています。

グッドデザイン賞とは



グッドデザイン賞は、1957年に設立された日本のデザイン評価制度で、産業の発展と暮らしの質の向上を目的としています。この受賞は、デザインの美しさだけではなく、社会における価値を測る重要な指標です。多くの企業やデザイナーが関わり、広く良いデザインを社会に伝え合う運動でもあります。

MISUMI floowの特長



「MISUMI floow」は、顧客の需要データをもとに、商品提供の最適化を図ることができます。調達担当者の業務の手間を省き、在庫の可視化を実現することで、間接材調達時間を大幅に短縮します。工場常設の自販機により、必要な時に必要な材料をスムーズに供給することが可能です。この自販機は「富山の置き薬」のような役割を果たし、過剰在庫を抱えることなく効率的に運用されています。

自販機からの取り出しには顔認証やIDパスが必要であり、使い過ぎを防止するとともに、従業員のコスト意識の改革も促進しています。これにより、より持続可能で効率的なものづくりが実現されます。

デジタルモデルシフトによる未来の展望



ミスミグループは、デジタル技術によりものづくりプロセスの根本的な変革を進めてきました。2000年に業界として初めてインターネットを利用した注文サービスを開始し、その後も数々の革新的なサービスを展開しています。これらの取り組みは、業界全体の生産性向上に資するものであり、今後も「デジタルモデルシフト」を成長戦略の中心に据えていく方針です。

これからも、ミスミは顧客一人ひとりの「時」を大切にし、持続可能な成長を共に創造していきます。


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