3Dプリンター体験セミナー
2025-07-05 16:42:20

岡山大学と高等学校が連携、3Dプリンター体験セミナーを開催!

岡山大学が主催した3Dプリンター体験セミナー



2025年6月21日、岡山県立岡山芳泉高等学校にて、岡山大学の学生たちによる3Dプリンター活用セミナーが開催されました。このイベントは、岡山大学の支援を受けて、同校が推進している「高等学校DX加速化推進事業」をサポートするために行われました。主に文理を問わず全学年から集まった32名の生徒が参加し、3Dプリンターの基本的な使い方やその可能性について学ぶ機会となりました。

ここでのセミナーを実施したのは、岡山大学の学生団体MOSAdemyのメンバー。彼らは、教育課程で培った専門的な知識と実践的なスキルを活かし、生徒に向けた講義とハンズオンワークショップを行いました。

体験型の学び



セミナーは、理論的な知識を提供するだけでなく、実際に3Dプリンターを操作しながら学ぶことができる形式で進行。参加者は、最初にそびえたつ3Dプリンターの特徴について説明を受け、その後Autodesk Fusionのソフトを使用して、実際に造形物をデザインすることに挑戦しました。また、スライシングソフトの使用法についても学ぶことで、製造工程全般に対する理解を深めていきます。参加した生徒からは、「初めて見る3Dプリンターの造形過程に感動した」との声が上がり、その熱気はイベントが予定を超える時間まで続きました。

学生たちの中には芳泉高校の卒業生もおり、彼らは自身の学びの体験を活かして、丁寧に教えを受ける生徒たちとの対話を楽しんでいました。生徒たちの真剣な反応に刺激されて、学生たちもまた自らの将来について考える良い機会となったようです。

今後の展望



岡山芳泉高校の教諭、鳥取海峰氏は、「学生たちによるハンズオン指導は、教員だけではこのような体験を提供するのは難しい。そのため、今回は大変助かりました。これを機に、3Dプリンターを使える生徒が増え、総合的探究の時間が一層充実することを期待しています。」と、今後の成果に期待を寄せています。

さらに、岡山大学は今後も芳泉高校に対して3Dプリンターの活用支援を続けるほか、植物系のDXセンシング講座など、幅広い支援を行う予定です。また、他の県内外の高校からもDXハイスクール活動に関する依頼が続々と寄せられており、岡山大学は高校の教員や生徒のニーズに応える形で、積極的に支援を展開していく考えです。

このような活動を通じて、岡山大学は地域社会の活性化とともに、教育のデジタル化を推進し、学生たちの成長と教職員の意識改革を目指しています。地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たしつつ、新しい時代に向けた教育の在り方を模索する岡山大学の取り組みに今後も注目です。


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