光合成維持の新機構
2026-02-08 11:48:10

岡山大学が解明した植物の光合成維持の新機構とは?

植物の光合成を支える新たな発見



岡山大学の資源植物科学研究所に所属する坂本亘教授を中心とした研究チームが、植物がストレス条件でも光合成を維持するための新たなメカニズムを明らかにしました。この研究は、特に環境変動が激しい昨今において、植物の生存戦略の理解を深める重要な一歩となります。

光合成の重要な役割



植物の光合成は、葉緑体内に存在するチラコイド膜で行われます。この膜は光合成に必須のタンパク質複合体が集中的に構築されているため、チラコイド膜の安定性が光合成効率に直結します。しかし、気温や日照時間などの環境ストレスによって、この膜は損傷を受けることがあります。そのため、植物には膜を修復する仕組みが求められます。

研究の焦点となるタンパク質



本研究では、膜リモデリングを担うタンパク質VIPP1が、熱ショックタンパク質の一種であるcpHsc70-1と相互作用することが発見されました。この相互作用により、チラコイド膜が動的に再構成され、ストレス条件下でも光合成機能が維持されるのです。

坂本教授は、「このメカニズムの解明は、植物がどのようにして高温環境に適応するかを理解する手助けとなります」と述べています。

環境適応の新しいヒント



チラコイド膜は、細胞内環境に応じて常に再構築されており、植物にとってこの膜の維持は不可欠です。本研究の結果は、植物が日々直面する環境の変化に対して、どのようにして生理的な適応を行っているのかを知る手掛かりを提供します。この発見は、農業や生態学においても応用が期待されます。

まとめ



この研究成果は2026年1月に国際学術誌『PNAS Nexus』に発表され、植物の光合成に関連する新たな分子基盤が示されました。岡山大学の研究チームが解明したこの新たな仕組みは、環境変動に適応できる植物の育種や栽培技術に必要な知識を与え、未来の農業に資するものとなるでしょう。


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