手帳を活用してスマホ依存症を克服しよう!
デジタル化が進む現代社会。スマホは生活に欠かせない存在となっていますが、一方でその使いすぎが新たな問題、「スマホ認知症」として認識されるようになりました。株式会社高橋書店が実施した「手帳白書2026」によると、最近はスマホの過剰使用が健康や生活に影響していると感じる人が63.2%にも達しています。
スマホ認知症の現状
この調査結果によれば、デジタルツールに依存する日常が、手書きの機会を減少させていることがわかりました。68.2%の人が手書きの機会が減ったと感じており、その中の56.6%は「漢字が書けなくなった」と答えています。このような状況に対し、デジタルデトックスが注目されていますが、有効な手段を見出せないと感じている人も多いようです。実際にデジタルデトックスを試みた人はわずか35.4%で、アナログな趣味、特に手書きを取り入れることが効果的だと認識されているようです。
手書きのメリット
脳科学者の枝川義邦氏は、「朝の手帳タイム」が思考を整理するのに最適であると述べています。彼は、静かな朝の時間に手帳を開くことが、心を落ち着け、一日の目標や思考を明確にすることに繋がると語っています。これは、スマホを離れ、内面に目を向ける貴重な時間です。
終活に手帳のススメ
また、「人生100年時代」を迎える中で、終活への関心も高まっています。「プレ終活」という新しい考え方を提唱する北村真一弁護士によると、手帳を利用して思いついたことを手軽に書き留めることができるため、非常に便利です。実際に81.3%の人々が手帳をプレ終活に活用できると感じています。これにより、自分や家族との終活を準備するための実践的なツールとして機能するのです。
災害時の備えにも
さらに、手帳は災害時の備えにも役立ちます。79.6%の人が、災害発生時に必要な行動手順を何かしらの形で記録しています。手帳は、特に若年層からも支持を受けており、36.8%のデジタルネイティブ世代が手帳の有用性を実感しています。災害時には手帳に記録しておくことで自分の気持ちを整理し、冷静に対応することができるのです。
手帳の多様な使い方
手帳は、スケジュール管理だけでなく、思いついたアイデアやタスク管理にも役立ちます。調査によれば、「やることリスト」や「仕事の計画」、「誕生日や記念日」など、手帳に書き込む内容は多岐にわたります。手帳一冊でタスクと個人的な出来事を一元管理できるため、その安心感が多くの人々に好まれている理由かもしれません。
まとめ
このように、手帳は単なるスケジュール管理のツールではなく、心の健康や終活、非常時の備えにも貢献します。手書きの利点を再認識し、有意義な日常生活を送るために、手帳を取り入れてみてはいかがでしょうか。未来への備えとして、手帳の活用を考えてみましょう。