近代彫刻の巨匠を感じる「ロダンウィーク2025」
2025年9月、静岡県立美術館で開催される「ロダンウィーク2025」は、近代彫刻の名匠オーギュスト・ロダンの魅力を再発見できる特別な機会です。1994年に開館されたロダン館では、ロダンの作品が集められ、多くの来館者に愛され続けています。この期間中、広く地域の皆様に美術館を親しんでいただくため、様々なイベントが実施され、入場料も無料で開放される特別な機会となっています。
多彩なイベントが盛りだくさん!
映画上映とトークセッション
「ロダンウィーク」初日は、9月20日(土)に開催される上映会「手でふれてみる世界」でスタートします。視覚障害のある人々に美術を楽しむ新しい形を提案するこのドキュメンタリーは、イタリアの「国立オメロ触覚美術館」を舞台に、視えること、視えないこと、双方の人々の交流を描いています。この上映会は元々、視聴者全員に配慮されたユニバーサル上映となっており、アフタートークにも大内進氏と静岡県立美術館の貴家映子氏が参加します。
ワークショップでロダンを体感
さらに、9月19日(金)から21日(日)までの3日間には、「ちょこっと体験講座」と題した須田工作ワークショップも実施されます。熱で柔らかくなるプラスチックねんどを使って、ロダンの《考える人》を作ることで、芸術の楽しさを体感できます。
音楽の饗宴「ロダン賞コンサート」
21日(日)には、「静岡の名手たち」ロダン賞コンサートが行われます。静岡で名を馳せたミュージシャンの演奏を楽しむ貴重な時間が提供され、アルト・サクソフォンとピアノによるコラボレーションが披露されます。このコンサートは地域の音楽振興にもつながる大切なイベントですね。
ロダンマルシェで楽しむグルメ
祝日の23日(火)には、丘の上で行われる「ロダンマルシェ」が開催されます。地元のこだわりショップが多数出展し、美術館を訪れたフード愛好者にとって、忘れられないひと時を提供します。また、同日には美術館クイズラリーやスタチュー(彫刻)パフォーマンスも行われ、楽しさがいっぱいです。
アクセスと利用案内
静岡県立美術館へのアクセスは、JR草薙駅からバスで約6分、静岡駅からはタクシーやバスが利用できます。美術館は自然豊かな静岡市に位置し、訪れる価値が十分にあります。美術館での取扱いや利用案内は公式ウェブサイトに詳細が記されていますので、ぜひ事前に確認してください。
まとめ
「ロダンウィーク2025」は、アートを通じて心を豊かにし、地域の文化を楽しむ機会です。多彩なイベントや作品鑑賞を通じて、多くの方々にロダンの素晴らしさを体感していただければ幸いです。美術館での特別なひと時を、ぜひご家族や友人と共に楽しみましょう。