江戸甲冑の魅力を冨永愛が伝える
毎週水曜日の夜10時から放送される「冨永愛の伝統to未来」では、日本の美しい伝統文化が紹介されています。その中でも特に注目を集めたのは、江戸甲冑の工房訪問の回です。今回、冨永愛が訪れたのは、東京都文京区にある「甲冑工匠 加藤鞆美」という工房です。
江戸甲冑は、武士が実際に使用していた鎧兜を再現したもので、江戸時代からは五月人形として代々飾られてきました。この工房を営む初代の加藤鞆美さんは、さまざまな博物館で本物の甲冑を観察し、技術を習得した功績があります。現在は、二代目の美次さんと三代目の拓美さんがその技を引き継いでいます。
美次さんは、「私たちが制作する甲冑は、父が国立博物館で展示されている甲冑をじっくり観察したり、技法を研究した成果です」と語っています。このような努力と情熱が、今の作品に表れています。
工房には、7500を超える製造工程が存在します。その中で特に注目すべきは、「縅」と呼ばれる小札を紐で組み合わせる細かな作業です。この工程では、ほんの少しのずれが全体の形状に影響を与えるため非常に繊細な技術が求められます。冨永愛もこの工程を体験し、その難しさに驚きを隠せませんでした。
また、登場したのは鎧の一部を形成する栴檀板の製作。冨永愛が実際に作業に挑戦し、思わぬ難しさに直面します。「図案がない中で、よくもここまでの編み方を考えましたね」と感心する彼女。しかし、拓美さんの言葉を借りると、「見た目は簡単そうでも、実際にやってみると難しい」とのこと。実際に手を動かすことで、甲冑作りの奥深さを実感した冨永愛の姿が印象的でした。
「うちの息子も20歳になったけど、今年は甲冑を飾ってみようかな」と新たな思いを抱いた冨永は、彼女自身の家庭とのつながりも感じたようです。
さて、今回の放送では、冨永愛が制作した栴檀板のストラップを抽選で5名様にプレゼントするキャンペーンも実施されます。応募方法は番組内で発表されるとのことですのでお見逃しなく!
この放送は、伝統文化を守りながらどのように未来につなげていくかを考える機会を与えてくれます。番組の詳細は、
B.S日テレの公式サイトをご覧ください。公式SNSでもロケ時の貴重なオフショットなどが配信されていますので、チェックしてみてください。