スシローが富山県朝日町へ寄付、地域活性化に努める
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)傘下のあきんどスシローが、富山県朝日町へ企業版ふるさと納税を通じて寄付を行い、同町より感謝状を受け取りました。スシローのこの取り組みは、地域の活性化とともに持続可能な水産業の発展を視野に入れたものです。
寄付の背景
F&LCは「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」というビジョンを掲げており、お客さまに安全かつ美味しい食を提供するためには、持続可能な取り組みが必要だと考えています。近年、海洋水産資源の減少が懸念されており、持続可能な水産物の調達が重要視されています。スシローは天然魚の適正な利用とともに、養殖業者との連携を強化しています。これらの活動の一環として、2024年にウニノミクス社との資本業務提携を結び、そのご縁で富山県朝日町へ寄付を行いました。
ウニノミクス社との提携
2024年7月に、F&LCはウニノミクス社と提携を結びました。この会社は、国産の畜養ウニを安定的に供給することを目指し、海洋資源の保全に取り組んでいます。ウニノミクス社は2024年12月に富山県朝日町に畜養場を建設する計画を発表しており、2026年には稼働が見込まれています。ここから生産されるウニは、スシローなどのF&LCの各ブランドに供給される予定です。
大阪・関西万博の活用
2025年4月に開催される大阪・関西万博では、スシローの「未来型万博店」でウニノミクス社のウニを初めて商品として販売します。この試みは、地域の特産品を広める良い機会と位置づけられています。
ウニノミクス社について
ウニノミクス社は、世界各地で環境問題に取り組みながら、ウニを陸上で畜養しています。彼らは、独自の技術と飼料を使用し、海の生態系の回復や地域経済の活性化に貢献しているのです。現在、大分県や山口県以外にも、富山県や海外にも拠点を拡大し、循環型ビジネスモデルを展開しています。この取り組みは、国連からも推薦を受けるなど、国際的にも注目されています。
まとめ
あきんどスシローのふるさと納税を通じた地域貢献は、ただの寄付に留まらず、持続可能な水産業を支える大事な一歩です。地域の活性化や社会貢献を目的としたこの取り組みは、多くの人々に影響を与えることが期待されます。今後もスシローの活動に注目していきたいですね。