鴻池運輸が和歌山市の防災訓練に参加しドローンを活用

鴻池運輸、和歌山市一斉安全行動訓練に参加

2025年11月5日、鴻池運輸株式会社の鉄鋼関西支店が和歌山市の主催する「和歌山市一斉安全行動訓練」に参加しました。この訓練は、地域住民の防災意識を高めることを目指しており、地震等の自然災害への備えを確認することが目的でした。全市民が一斉に参加したこのイベントは、11月5日の「世界津波の日」に合わせて行われました。

訓練の目的と内容

和歌山市が主催したこの訓練は、災害時における安全行動の徹底を図るために設計されています。参加者は、さまざまな災害シナリオを想定し、緊急時の対応を実践的に学ぶことができました。特に注目されたのは、ドローンを使用した支援訓練の部分。これは、2024年7月に和歌山市と結んだ「災害時等におけるドローンを活用した支援活動に関する協定」に基づいて行われたもので、住宅地や学校での安全対策に役立つ実践的な内容でした。

鉄鋼関西支店の役割

鴻池運輸の鉄鋼関西支店は、加太幼稚園や加太小・中学校の避難訓練に協力し、ドローンの拡声機能を使って周囲の住民に警報を発令しました。また、ドローンを使って避難状況を上空から確認するという新しい試みも行われました。この技術は、迅速かつ効率的に住民の安全を確保するための重要な手段となります。訓練に参加した学生たちも、ドローンの使用方法を体験することで、新しい防災の形を学ぶ貴重な機会となりました。

継続的な社会貢献

鴻池運輸では、これまでも自然災害が発生した場合、KONOIKEグループとしての物流、医療、空港業務等から地域社会の支援活動に取り組んできました。彼らは、これらの経験を基に、安全確保や災害対策において地域に積極的に貢献する姿勢を示しています。このような取り組みは、企業の社会的責任（CSR）だけでなく、地域住民との信頼関係を築くためにも重要な活動とされています。