万博でのマイボトル洗浄機の設置
2025年に開催される大阪・関西万博において、象印マホービン株式会社が「マイボトル洗浄機」を10台設置します。この洗浄機は、マイボトルをセットすることで約20秒で洗浄・除菌が行え、会場内で手軽に利用できるものです。会場を訪れる多くの方に、持参したマイボトルを使用してもらい、環境への配慮を促進する狙いがあります。
象印マホービン株式会社の取り組み
企業は1918年の設立以来、「暮らしをつくる」という理念のもと、最新技術を融合させた製品を提供してきました。時代の変化に対応しつつ、社会のニーズに寄り添った商品やサービスを展開しています。今回の万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にも基づき、食や水に関する企業として、マイボトル洗浄機の導入を決定しました。
繰り返し利用の重要性
2006年からは、プラスチックごみ問題に対する啓発活動も実施しており、マイボトルの使用が日常的に行われる社会を目指しています。この洗浄機を通じて、多くの来場者にマイボトルの利便性を実感してもらうことで、環境に優しい行動を後押しすることが期待されます。今回、このプロジェクトは「Co-Design Challenge」にも参加し、選定を受けたことで実現に至りました。
マイボトル洗浄機の特徴
洗浄機は、女性や環境へのやさしさ、使い勝手を重視しています。約20秒での洗浄・除菌が可能で、洗浄後はマイボトルの接地面も毎回衛生的に保てます。また、洗浄に使用されるオゾン水は、除菌・消臭効果に優れながらも、洗剤を使わないため環境への負荷を軽減しています。
さらに、操作はとてもシンプルで、音声と映像で使い方を案内します。利用者は画面を通じて洗浄状況を確認できます。使い方は以下の通り:
1.
洗浄準備 - カバーを開けて、マイボトルとフタをセットします。
2.
洗浄開始 - カバーを閉じると洗浄が自動的にスタートします。
3.
洗浄完了 - カバーを開けてマイボトルを取り出すだけです。
万博終了後の展望
万博が終わった後、会場内の洗浄機10台は実際の街に設置される予定です。これにより、継続的に実証実験や改良が行われ、一般販売を視野に入れた商品化が進められます。
おにぎり専門店とのコラボ
万博では、象印マホービンが出店するおにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」で、味の素AGF株式会社の「ブレンディⓇマイボトルスティック」も販売される予定です。マイボトルにスティックと水またはお湯を加えるだけで、簡単に楽しむことができます。
おわりに
象印マホービン株式会社の「マイボトル洗浄機」は、万博の場で環境への意識を高める重要な役割を担います。マイボトルを持参することで、便利さとともに環境に優しい行動を促進し、新たなライフスタイルを提案します。ぜひ、万博会場でこの洗浄機を体験してみてください。