十勝の農業未来へ
2025-11-13 16:10:32

十勝の農業を未来へつなぐ『どさんこ村』プロジェクト、一歩を踏み出す!

十勝「どさんこ村」プロジェクトが始まる



2026年春、帯広市の農業を支える新たなプロジェクトが始動します。それが、十勝「どさんこ村」プロジェクトです。この取り組みは、帯広市川西農業協同組合や帯広農業高等学校、札幌テレビ放送、そして電通北海道が連携してすすめられています。地域の一次産業の持続的な成長を目指し、農業が抱えるさまざまな課題の解決に向けて挑戦します。

プロジェクトの概要



このプロジェクトでは、JA帯広かわにしの協力を得て、農場を「どさんこ村」という名の実験の場にし、地域の持つ課題のモデルケースを生み出そうとしています。少子高齢化が進む中で、農業従事者の後継者不足やコミュニティの参加者が減少している現状がある中、日本の食料自給率を支える十勝農業は今、かつてないほどの深刻な課題に直面しています。

直面している課題



十勝の農業では、例えば環境保全、大規模な畑作地帯における「スマート農業」の実装、さらには農産物の付加価値向上などが急務とされています。人口減少に対応した持続可能な農業が求められている中で、地域の多様な人々との協力がカギとなってきます。

若者の挑戦



今回、十勝「どさんこ村」で農業に挑戦するのは、来春に帯広農業高校を卒業予定の男子生徒です。この生徒は、親が農家である四代農家の支援のもと、実際の農業現場で学び続け、その道を歩んでいくことになります。農家でない家庭出身の18歳の挑戦が、若者に新しい農業の可能性を示す鍵となることが期待されています。

放送の予定



このプロジェクトの様子は、来年2026年春から「どさんこワイド179」で放送される予定です。STVは北海道の農業を応援し続け、さまざまな取り組みを通じて地域の農業を支えてきた実績があります。2021年には農業高校30校を紹介し、2023年には水産高校全3校の共同開発プロジェクトを行ってきました。

代表者のコメント



札幌テレビ放送株式会社 代表取締役社長 小山章司


「どさんこ村」プロジェクトを立ち上げた背景には、北海道の農業の価値を再認識し、地域の皆さんと共に担い手を育てていきたいという思いがあります。私たちの役割は、農業についての価値観を変え、多くの人々を農業に引き寄せることです。

帯広市川西農業協同組合 代表理事組合長 足助博郁


地域の農業を支えるには、次世代の農業従事者を育成し、事業の承継を行うことが急務です。「どさんこ村」プロジェクトが、それを実現するための一助となれば幸いです。

北海道帯広農業高等学校 校長 佐藤裕二


このプロジェクトは、農業の担い手を育成し、地域と共に持続可能な農業の新たな形を模索する重要な挑戦であり、私たちの使命でもあります。

株式会社電通北海道 代表取締役社長執行役員 木村平


十勝は日本の中でも特に農業が盛んな地域であり、私たちはその持続可能な発展に貢献するため、地域と共に取り組んでいきます。

お問い合わせ



このプロジェクトに関する問い合わせは、以下の連絡先にしてください。
  • - 札幌テレビ放送 ビジネス推進本部
  • - JA帯広かわにし 営農振興部

十勝「どさんこ村」プロジェクトは、地域の未来を切り開く重要な一歩です。2026年春のスタートが待ち遠しいですね。


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