日本株と金が人気!2025年投資資産選びの傾向について
2025年5月10日、株式会社日経CNBCが実施した現役投資家を対象としたアンケートから、日本株と金(ゴールド)の人気が浮き彫りとなりました。この調査は、投資資金を振り向けたい資産について問うもので、参加者は13の選択肢から最多3つを選ぶ形で行われました。
調査の結果
まず注目すべきは、全体の64.6%が「日本株」を選んだことです。同アンケートで2位に選ばれたのは「金」で、28.6%の得票率を得ています。この背景には、日本経済の現状と投資先としての魅力が反映されていると考えられます。続いて、「日本の中小型グロース株」が23.8%、そして「米国株インデックス」が15.6%となり、多くの投資家が日本市場を重視していることが分かります。
投資家のコメント
アンケート結果に寄せられたコメントも興味深いものがあります。「今、今日の時点で資金を振り向けるとすれば、日本株しか選択肢はないと思います」と述べる投資家もいるように、多くの投資家が日本株に対する信頼を寄せています。また、特に最近のトランプ関税が影響した金融市場の乱高下を背景に、日本市場の安定性に対する期待が強まったことも考えられます。
さらに、「日本の中小型グロース株」が3位に位置したことについて、分析者の岡村友哉氏は、今後の成長を見越して多くの投資家がこのセクターに注目している可能性があると指摘しました。市場改革の期待も相まってのことでしょう。
金(ゴールド)の魅力
投資家からは金に対する関心も強いようです。「金は価値の変わらないもの」とし、過去の経験から株式と金を組み合わせた資産運用を重視する声が多くありました。特に、金価格はトランプ大統領の発言に影響を受けることが多く、相場が不安定な中で「金はありかと」といった発言も目立っています。
今後の投資展望
投資家たちは、日本株や金の動向を繰り返しチェックしているようで、「最近は純金ETFにも投資している」という意見も見られました。今後の経済状況や国際的な資本の動きに影響を受ける中で、どの資産が選ばれるかは常に注目です。
また、日経CNBCの松本清一郎氏は、「ディフェンシブ株やREITも今後注目の資産になる可能性が強い」と話しており、投資者たちはリスクヘッジとしてこれらの選択肢も視野に入れているようです。
投資情報を得るために
日経CNBCは、マーケット情報を24時間提供するチャンネルであり、さらに「日経CNBC online」では、ライブやオンデマンドの動画コンテンツを通じて投資に関する情報を網羅的に学ぶことが可能です。これからの投資に備え、さまざまな情報を収集しておくことで、適切な意思決定につながるかもしれません。
投資は常にリスクと隣り合わせです。選択肢が増えている今、各自がしっかりと情報を集め、賢明な選択をしていくことが求められます。