エクアドル研究者交流
2025-10-22 22:42:35

エクアドル出身の研究者、岡山大学で日本文化を体験し新たな研究の扉を開く

エクアドル出身の研究者、岡山大学での新たな交流体験



国立大学法人岡山大学に、国連貿易開発会議(UNCTAD)のプログラムによってエクアドルから来日した若手女性研究者Lucia Rivadeneira Barreiroさんが、2025年10月7日に那須保友学長を表敬訪問しました。この訪問は、途上国からの女性研究者育成を目指す「Young Female Scientist Programme in Japan」の一環として行われました。

有意義な意見交換



Luciaさんの受け入れを担当したのは、環境生命自然科学学域の太田学教授。訪問の際、Luciaさんは自身の研究について詳しく紹介し、特に生成AIについて、那須学長や太田教授との意見交換が盛り上がりました。那須学長は、「プライバシー保護の問題も抱えるが、生成AIは今後の発展が期待される領域。今後の研究成果を楽しみにしています」とのコメントを寄せました。

この意見交換では、生成AIが持つ様々な側面について話し合われ、Luciaさんが他国の研究状況や課題について触れることで、岡山大学における国際的な視野をさらに拡大させました。

文化交流の中で



その後、Luciaさんはランチミーティングを通じて学長や教授陣との親交を深める貴重な機会を得ました。また、岡山後楽園や岡山城を訪れ、日本の伝統文化を体験しました。特に着物の着付けや抹茶の試飲は、彼女にとって新鮮で嬉しい体験だったとのこと。

国際協力による未来の創造



岡山大学は2020年に、SDGs達成に向けた科学技術イノベーション人材育成のため、UNCTADと包括的な連携協定を結びました。この協定に基づき、途上国からの若手女性研究者たちに対し、短期の共同研究や研修の機会を提供しています。

今年度からは中南米地域の若手研究者も対象に加わり、Luciaさんはその中で第5期生として最初に岡山に訪れた研究者です。このような国際的なプログラムを通じて、岡山大学は世界中の女性研究者の育成や、国際的な視野を持つ研究環境の構築に尽力しています。

未来に向けた期待



岡山大学は今後もUNCTADと協力し、持続可能な開発目標に向けた人材育成の取り組みを一層強化していく方針です。地域中核の研究大学として、さらなる国際発信を通じて、地球全体の持続可能性に貢献していくことを目指しています。これからの岡山大学の活躍に期待が高まります。

国際的な学術交流の重要性



国連貿易開発会議(UNCTAD)は、1964年に設立された国連の機関であり、途上国の貿易や投資に関する問題に対処し、持続可能な開発を推進しています。岡山大学の取り組みは、その理念と一致し、グローバルな視野での研究と教育をサポートするための重要なステップです。

Luciaさんの訪問と交流は、国際的な協力の重要性を再認識させるものであり、多くの女性研究者が新たな扉を開く手助けにつながることでしょう。


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