バナナペーパーの普及を推進するガイドブックが登場
株式会社高速オフセット(大阪市西区)が発表した「バナナペーパー One Planet Paper® ガイドブック」が、サステナビリティ推進担当の方々に注目を集めています。このガイドブックでは、環境に優しいバナナペーパーについての詳細な情報が提供されており、企業や広告代理店の方々にとって非常に価値のある資料となっています。
バナナペーパーとは
バナナペーパーは、ザンビア産のオーガニックバナナの茎繊維を使用して作られた日本唯一のフェアトレード用紙のことです。この取り組みは、持続可能な資源の使用を推進し、地域社会への貢献を目指しています。ガイドブックには、バナナペーパーがどのようにSDGs(持続可能な開発目標)に貢献しているか、また日本国内での認知度なども詳しく解説されています。
ガイドブック制作の背景
2024年12月に開催された「エコプロ2024」という展示会で、バナナペーパーの展示が行われ、多くの訪問者から好評を得ました。一部の資料が在庫切れになるほどの反響があり、企業から「バナナペーパーの詳細を知りたい」との要望も寄せられました。このようなニーズに応えるべく、ガイドブックが制作されることとなったのです。
ガイドブックでは、バナナペーパーがどのようにネイチャーポジティブやクライメートポジティブの理念と関連しているのか、多くの興味深い情報が取り上げられています。また、ザンビアにおける現地の取り組み事例も紹介されており、サステナブルなプロダクトの導入を考える企業にとって多くのヒントが得られることでしょう。
KAMIKENの役割
高速オフセットは、持続可能な紙製品の普及を目指して、チーム「KAMIKEN」を運営しています。このチームは、企業と消費者の日常生活をつなぐ役割を果たしており、サステナブル紙に関する情報を積極的に発信しています。KAMIKENは、リアルなコミュニケーションを通じて、より多くの人々にサステナビリティへの取り組みを広めることを目指しています。
高速オフセットの歴史と展望
1986年に設立された高速オフセットは、印刷業界で多くの認証を取得し、環境に配慮した製品の開発にしっかりと取り組んできました。2023年にはワンプラネット・ペーパー®協議会にも参加し、エコプロ2023の紙研究所を初出展しました。
新たな工場の建設とその機械を用いた印刷サービスの開始により、クリエイティブな製品の開発が加速しています。持続可能な未来に向けた新しい試みが続々と展開されており、今後の活動から目が離せません。
おわりに
バナナペーパーの普及をサポートする「バナナペーパー One Planet Paper® ガイドブック」は、企業のサステナビリティ活動のさらなる推進に貢献することでしょう。興味のある方や、導入を検討している企業の方々はぜひこの貴重な資料を活用してみてください。
公式ウェブサイトやKAMIKENのページもぜひ訪問して、サステナブルな未来に向けた取り組みを知っていただければと思います。