妊活と母子の健康を考えるシンポジウムが東京で開催されました
2025年4月28日、東京千代田区の東京国際フォーラムにて、第70回日本生殖医学会学術講演会が開催されました。この会議では、バイエル薬品株式会社が共催するシンポジウムが行われ、「領域を超えて今伝えたい母子に関する最新知見~栄養研究からみえてきた葉酸/鉄の可能性~」というテーマの下、産婦人科や小児科などの専門医が集まり、母子の栄養について多角的な視点から最新の知見を共有しました。
シンポジウムは、総合座長の杉山産婦人科丸の内の黒田恵司先生と横浜市立大学大学院の伊藤秀一教授によって進行され、以下のようなプレゼンテーションが行われました。
プレゼンテーションの内容
1.
神経管閉鎖不全症における葉酸摂取の重要性
国際医療福祉大学成田病院の下地一彰教授が、葉酸の摂取が神経管の発達に与える影響についての研究を紹介しました。
2.
葉酸が口蓋裂の発症を予防する仕組み
大阪大学からは、山城隆教授が葉酸の役割を解説。マウスモデルを用いた研究により、Stat3シグナルの活性化が重要であると報告しました。
3.
生殖医療におけるマルチビタミンサプリメントの必要性
黒田恵司先生からは、日本人におけるMTHFR遺伝子多型と葉酸摂取の関係が示され、妊娠前からのサプリメント摂取の重要性が強調されました。
4.
周産期における栄養管理の重要性
順天堂大学の牧野真太郎教授が、妊娠期の栄養管理が低出生体重児や早産の予防に寄与することを説明しました。また、適切な貧血管理が産後うつの予防にも関与することが報告されました。
5.
妊娠中の葉酸血中濃度と川崎病発症の関連
伊藤秀一教授からは、母親の葉酸が高い場合、子どもが川崎病を発症するリスクが低下する可能性についてのデータが発表されました。
シンポジウムの意義
今回のシンポジウムは、葉酸や鉄分、ビタミンDといった栄養素が母体と子どもの健康にどのように影響を与えるかを専門家の視点から深く掘り下げたものであり、参加者にとって非常に意義深い機会でした。バイエル薬品は、エレビット®を通じて妊活・妊娠・産後における適切な栄養摂取の重要性を広める活動を今後も続けていくとのことです。
エレビット®ブランドの紹介
シンポジウムの会場内では、エレビット®のブランドや製品の展示も行われました。特に「人生最初の1000日間」に必要な栄養についての啓発がなされ、妊活中の女性には、妊娠する前から十分な葉酸を摂取することが推奨されました。
妊活や妊娠中の女性向けに作られたサプリメントで、葉酸や12種類のビタミンを配合。
男性の妊活を支援するために開発されたサプリメント。
魚の匂いがなく飲みやすいソフトカプセルタイプのDHAサプリ。
産後・授乳期に必要な栄養素をバランスよく含むサプリメント。
これらの製品は、妊活から産後ケアまでの幅広いニーズに応えるために設計されています。
バイエル薬品は、これらのサプリメントを通じて、妊婦や赤ちゃんに必要な栄養をしっかりサポートしていきます。
結論
今回のシンポジウムは、母子の健康に対する新たなアプローチを示す機会であり、今後の研究や栄養指導に大いに期待されます。エレビット®の取り組みは、妊活や妊娠中の多くの女性にとって力強い支援となるでしょう。