新しい季節に心とカラダを取り戻そう!
「ゴールデンウィークが終わった直後、何だか心身の調子が上がらない…」この感覚、実は「5月病」と呼ばれる一般的な現象かもしれません。しかし、新生活の影響から、この状態は5月だけでなく、実際には6月にも続くことが多いのです。特に、最近の働き方や生活様式の急激な変化が影響を及ぼし、心身のバランスが崩れがちだということが、桜十字グループの専門家により明らかになっています。
5月病と6月病が生じる理由
厚生労働省による調査では、仕事や職業生活において強いストレスを感じる人の割合が82.7%に達することが示されています。5月病は主に新たな環境でのストレスから来るものですが、6月はさらにその状態が悪化するケースが多くあります。新しい生活習慣に適応する難しさや、ゴールデンウィーク後の疲労感などが影響していると考えられます。
また、リモートワークの普及やSNSを介した情報過多も、心身に影響を与える要因とされています。家から出ることなくデジタル環境に囲まれていることから、ストレスを感じやすくなったり、不安を抱えやすくなったりするのです。
見逃しがちなサインとは?
専門家によれば、心身の不調が表れているサインに早く気づくことが重要です。以下のような兆候がないか、ぜひチェックしてみてください。
精神的なサイン
- - ささいなことでイライラする
- - 集中力が続かない
- - 不安や焦りを感じる
- - 眠れない、または夜中に目が覚める
- - 楽しかったことへの興味を失う
身体的なサイン
- - 頭痛や肩こり、倦怠感
- - 食欲がなくなり、食事からのエネルギーを感じない
行動の変化
- - 遅刻や欠勤が増える
- - 一人でいる時間が増加する
今日からできる対策方法
このような症状を改善するために、今から実践できる対策を4つの軸で考えました。食事、睡眠、運動、メンタルケアの観点から、日常生活に取り入れやすい方法をご紹介します。
1. 食事
朝食をしっかり摂ることが不可欠です。朝食抜きは注意力や記憶力に悪影響を及ぼすことがあります。バナナとヨーグルト、おにぎりと味噌汁など、栄養バランスがぶれることのないよう工夫してみましょう。
2. 睡眠
質の良い睡眠を確保するために、就寝前のデジタルデトックスや、お風呂に入ってリラックスする時間を持つことが重要です。同じ時間帯に寝起きすることもポイントです。
3. 運動
軽い運動を日常の中に取り込むことで、ストレス解消につながります。階段を使ったり、ストレッチを行ったりすることが効果的です。
4. メンタルケア
心身の不調を感じる前に、意識的にストレスを自覚し、リラックスできる時間を設けましょう。散歩や自然に触れることは、とてもリフレッシュ効果があります。
栄養の裏ワザ
また、「食べる薬」とも言える特定の栄養素に関しては、医師が推奨する裏ワザがあります。例えば、甘酒は腸内環境の改善や疲労回復に効果的です。朝食にヨーグルトと組み合わせてみると良いでしょう。
まとめ
個々の健康状態を見つめ直し、5月病や6月病を乗り越えるために大切なのは、無理をせず少しずつ自分の生活を整えていくことです。桜十字グループの德永先生も、完璧である必要はないとおっしゃいます。「心地よい生活」を目指して、最初は一つ取り組むことから始めてみませんか?
一歩一歩、自分のペースで進んでいくことで、心と身体の両方をより健康に保つことができるでしょう。自分自身と向き合う良い機会として、ぜひこの情報を活用してください。