フクシマガリレイの新型コールドベンチが登場!
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪市西淀川区)は、医療現場における耐冷作業を支える新型コールドベンチFMCシリーズのモデルチェンジを発表しました。この新機種は、従来の冷媒から環境に配慮した冷媒へと変更されるなど、未来志向の設計が施されています。新機種の詳細について見ていきましょう。
環境へのこだわり
新型コールドベンチFMC-62PNBSAXLでは、従来の冷媒R404AからR448Aに変更されています。これにより、地球温暖化係数(GWP)が3920から1390に引き下げられ、環境負荷を大幅に軽減。特に、フクシマガリレイが掲げるサステナブルビジョン「Dramatic Future 2050」にも適合しており、企業としての環境への取り組みが強調されています。
外装のデザイン
新しいコールドベンチは、その外装にも一新が施されました。シンプルながらもスタイリッシュなデザインに変更され、温度表示器も見やすく使いやすいものへと進化。さらに、プラスチック部品の削減により、従来モデルに比べて使用量を約50%も減少させました。
排水処理の効率化
新型では排水処理能力が大幅に改善されています。排水蒸発性能が2倍になり、併用する排水処理タンクのおかげでメンテナンスも軽減されました。これにより、1日1回以上行っていた排水処理がスムーズに進むため、運用コストの削減も期待されます。
使いやすさの改善
この新型コールドベンチは、冷凍と冷蔵をワンタッチで切り替えることができる便利な機能が搭載されています。冷凍は-20℃、冷蔵は2〜8℃の範囲で簡単に設定可能です。さらに、運転状況を表示するパトライトも付属し、一目で運転状態を確認できます。これにより、業務の効率性も向上します。
エコカバーによる省エネ効果
コールドベンチには、エコカバーが装備されており、使用時には簡単に収納が可能で、待機時にエコカバーを閉じることで約15〜20%の省エネを実現します。新型コールドベンチは、使いやすさと環境への配慮を兼ね備えています。
多彩なバリエーション
コールドベンチFMCシリーズは、幅1,800mmタイプと1,200mmタイプの2種類が用意されています。ユーザーのニーズに合わせたサイズ展開が魅力です。
ターゲットと発売情報
この新型コールドベンチは、特に血液センターや病院などがメインのターゲットとなります。新モデルは、2025年6月2日(月)より販売開始予定で、年間販売目標は500台を見込んでいます。
まとめ
フクシマガリレイの新型コールドベンチFMC-62PNBSAXLは、環境への配慮を前面に押し出した製品で、その使いやすさと効率的な運用が期待されます。将来的な医療現場における活躍が楽しみです。詳しい情報は公式ホームページ(
https://www.galilei.co.jp/)をご覧ください。