岡山大学の異分野交流
2025-10-14 00:22:53

岡山大学ブレインストーミング2025が2日間の異分野交流を実現

岡山大学ブレインストーミング2025が開催



2025年9月20日と21日、岡山大学は香川県直島町のベネッセハウスにおいて、若手研究者の育成と異分野交流を目的とした「ブレインストーミング2025」を開催しました。このイベントには、岡山大学の教職員や学生、外部からの参加者も含めて合計62名が集まりました。

プログラム概要


1日目は、「躍動する探究心 — 分野を越えて未来へつなぐ」というテーマでスタートし、成瀬恵治医歯薬学域長の開会挨拶を皮切りに、3名の専門講師による特別講演が行われました。特に印象的だったのは、京都大学の阿形清和名誉教授の講演で、「独創的な研究の裏には多彩な経験がある」というメッセージを伝えました。

続いて、大阪大学の大庭伸介教授が「骨と軟骨の発生における遺伝子発現プログラム」についての講演を行い、最後に徳島大学の齋尾智英教授が「NMRを中核とした統合的解析でタンパク質のフォールディングと集合を理解する」というテーマで話しました。これらの講演は、研究者同士の知識共有だけでなく、新たな視点を提供する貴重な場となり、参加者同士の活発な意見交換も見られました。

さらに、ポスター発表では、学部生と大学院生合わせて18の演題を含む37件の研究が紹介されました。このセッションでは、実際に研究成果を直に見せることで、他の参加者との議論を深める機会が与えられ、参加者たちが互いの研究に関心を寄せる姿が印象的でした。

受賞者とディスカッション


2日目には、ポスター賞の発表が行われ、最優秀賞には棚井あいりさんの「P. gingivalis-*OMVs compromise placental angiogenesis and fetal development.」が選ばれました。また、優秀賞にはWANG ZHEYIさん、道原あやなさん、井上涼菜さんの研究が受賞し、彼らによる講演も行われ、各々の研究に対する刺激的な論考を披露しました。

最後には、学術研究院医歯薬学域の岡村裕彦教授がコーディネートを担当し、「AMED等大型研究資金獲得に向けての取り組み」と題したパネルディスカッションが開催されました。このセッションでは、いかにして研究資金を獲得するかについて議論が交わされ、専門家と学生が意見を交換する貴重な機会となりました。

異分野の交流がもたらす未来


今回の「ブレインストーミング2025」を通じて、参加者たちは学問の枠を超えた幅広い議論と共有ができたことが大いに評価されています。岡山大学は、今後もこのようなイベントを継続的に実施し、若手研究者が成長できる環境を整え、地域の中核研究大学としてさらなる研究力強化に貢献していくことを目指しています。

ぜひ、今後の岡山大学の活動にご注目ください。そして来年の開催も多くの方々の参加を期待しています。


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