アイコム模倣品対策
2025-06-30 10:28:22

アイコム、模倣品対策でアジア市場の無線機器を守る

アイコム、模倣品対策でアジア市場の無線機器を守る



無線通信機器のリーディングカンパニー、アイコム株式会社が偽物対策を強化し、4500件以上の模倣品を取り除いたと発表しました。この取り組みは、特に海外のECサイトで悪質な模倣品が出回っている現状に反応したものです。

模倣品対策の背景


アイコムは、トランシーバーをはじめとする自社製品の模倣品が幅広く流通する問題を真剣に捉えています。2024年度から、外部協力会社と連携して模倣品出品の取り締まりに注力しており、特にアジア市場のECサイトをターゲットにしています。

この強化のきっかけは、2023年9月19日にレバノンで発生した模倣品利用の爆発事案でした。アイコムは、消費者の安全を最優先に考え、このような危険を引き起こさないために、一層の対策を講じることを決めました。

成果と今後の展望


模倣品が最も目立つアジア市場における努力の結果、具体的には4500件以上の模倣品出品をECサイト上から排除しました。しかし、これは全体の氷山の一角であり、まだ多数の模倣品が流通していると推測されています。そこで、アイコムでは今後も同様の施策を継続し、消費者の安全を守るための取り組みを強化していく考えです。

模倣品がもたらす問題は、単に商品価値を損なうだけではありません。特に無線通信機器は、安全性が求められる領域で使用されるため、質の低い模倣品は重大なリスクを伴う可能性があります。例えば、バッテリーの劣化や通話品質の不良、さらには衝撃に対する脆弱性などが挙げられます。これらはユーザーにとって深刻な問題であり、まずは正規品を選ぶことが重要です。

さらに、正規品以外の製品についてはアフターサービスが受けられないことや、安心安全の製品であるか不明な点についても注意が必要です。アイコムでは、自社製品を正規販売店で購入するよう強く呼びかけています。

アイコムの今後の取り組み


アイコム株式会社は、模倣品流通の問題に対する啓発活動を続けており、消費者へ向けた情報発信を強化しています。また、模倣品の危険性や正規品の購入の重要性を広めることで、より安全な市場環境の実現に努めています。
アイコムは1954年に創業し、陸上業務無線機器から始まり、海上無線や航空無線、衛星通信器、アマチュア無線に至るまで信頼性の高い製品を提供しています。さまざまな分野での利用が進む中、今後も独自の技術力を活かし、安心して使用できる製品を展開していくことが求められています。

無線通信機器を選ぶ際には、消費者自身が慎重に選択し、正規販売ルートを利用することで、安全な製品とその機能を最大限に活かすことができます。アイコムは、皆さんの安全を最優先に考え、引き続き全力で取り組んでまいります。


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