サステナブル経営
2025-01-24 12:37:20

小森コーポレーションが挑むサステナブル経営の新たなステージ

小森コーポレーションが挑むサステナブル経営の新たなステージ



印刷業界は、長年にわたり社会の様々な課題に向き合ってきました。小森コーポレーションは、オフセット印刷事業を中核とする企業であり、技術を駆使しながら持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。今回は、同社が株式会社エスプールブルードットグリーンと連携し、サステナビリティ経営の実現に向けて進んでいる様子を詳しく見ていきましょう。

印刷機を通じた社会貢献



小森コーポレーションは、オフセット印刷事業において、その売上の約60%を占めるオフセット印刷を中心に事業を展開してきました。しかし、環境への影響や持続可能性の視点からは様々な課題が存在しています。そこで同社は、自動刷版交換装置や紙の使用を減らすための自動調整機能の開発に励んできました。これにより、印刷機を利用して社会の問題を解決する姿勢が表れています。

2000年代に入ると、企業の環境活動に対する注目が高まり、同社も2001年に環境委員会、2013年にはグリーンプロジェクトを立ち上げました。このような取り組みは、企業のサステナビリティに対する意識を高める契機となりました。

外部との連携で課題を乗り越える



しかし、サステナビリティ経営を進める中で、社内に“旗振り役”が不在であることが課題として浮かび上がりました。高まる環境対応の要求に対して、専門部署がなかったため、同社はエスプールブルードットグリーンのような専門家の力を借りることを決定しました。

「どこまで対応すべきかを決めるのが難しい」と感じた杉原課長は、外部の視点を入れることで社内の提案に説得力を持たせることができたと語ります。また、業界動向を調査し、積極的にヒアリングを行う専門家の姿勢に大きな信頼を寄せています。

サステナビリティを事業目標に



エスプールブルードットグリーンの支援を受けた結果、小森コーポレーションは自社製品の排出削減目標を事業目標に繋げることが可能になりました。以前はESG対応に過ぎない削減目標を掲げていましたが、今や「2030年までに主力製品のCO₂排出量を30%削減する」という長期的なビジョンを立てています。

平田プロジェクトリーダーは、製品を通じて社会に貢献することが何よりも重要であると語り、技術開発へのさらなる注力を表明しました。また、サステナビリティに関する情報開示の方法についても、エスプールブルードットグリーンの専門的なアドバイスを活用し、活動実績がステークホルダーに正しく伝わるよう努めているとのことです。

未来への展望



小森コーポレーションは、印刷業界の一員として社会貢献を意識した経営方針を打ち出しています。サステナブルな未来を見据えた取り組みが進む中、同社の様々なチャレンジは、他の企業にとっても良い刺激となるでしょう。エスプールブルードットグリーンとの関係を深めながら、次世代のビジネスモデルを模索し続ける小森コーポレーションの今後に期待が高まります。


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