日硝実業、ベルリンパッケージング傘下の成長の道
大阪市淀川区に本社を持つ日硝実業株式会社が、米国のベルリンパッケージング社の傘下に入ってから1年が経過しました。この間、同社は容器包装を中心とした総合パッケージング事業で、顕著な成果を収めています。特に注目すべきは、ベルリンパッケージング社のグローバルな調達力と独自のデザイン力を活かし、100件を超える新たな案件や共同開発プロジェクトを獲得した点です。これにより、国内外でのビジネスの存在感が一層高まりました。
新制度「1Berlinシェアドオーナーシッププログラム」の導入
新たな試みとして、ベルリンパッケージング社は「1Berlinシェアドオーナーシッププログラム(BSOP)」を導入しました。この制度は、全職位・地域の従業員がオーナーシップを共有できる仕組みを整え、社員同士の尊重や主体的な事業成長への貢献を促進します。経済的負担がなく参加できるため、社員のモチベーション向上やエンゲージメントの強化が期待されています。
経営陣の視点
代表取締役社長の生駒誠司氏は、ベルリンパッケージング社との提携を通じて新たなビジネスチャンスが生まれ、グローバルな専門知識を基にした革新的なアイデアが実現できたことに興奮を覚えています。特に、BSOPの導入は来年の人事制度移行と相乗効果を発揮し、社員の成長に寄与するだろうと語りました。
一方、ベルリンパッケージングのCEOビル・ヘイズ氏は、日硝実業との連携を歓迎し、同社のデザイン力や革新性を活用して日本市場における硬質パッケージのリーディングカンパニーとしての地位を確立することに期待を寄せています。
実現可能なビジョン
今後も日硝実業はベルリンパッケージング社のリソースとノウハウを生かしながら、高付加価値かつ持続的な製品提案を強化し、社員と共に成長する企業を目指していきます。彼らのビジョンは、単なる企業成長にとどまらず、社員の意欲を引き出し、全体の企業価値向上を図るものとなっています。
会社情報
日硝実業株式会社
所在地:大阪市淀川区宮原4丁目1番14号
代表者:生駒誠司
事業内容:容器包装などのトータルパッケージング事業、販促支援、輸出支援等
公式サイト
ベルリンパッケージング
所在地:525 W Monroe St, Suite 2400, Chicago, IL 60661, USA
代表者:ビル・ヘイズ
事業内容:ガラス、プラスチック、金属製の包装ソリューション
公式サイト