アダプティブファッションショー2025とは?
2025年10月4日、大阪市のYOLOBASEにて『第3回アダプティブファッションショー2025』が開催されます。主催は一般社団法人日本アダプティブファッション協会で、重度心身障害者が「おしゃれをあきらめない」ための取り組みです。このイベントは、参加モデルとなる重度心身障害者が、自身の「着たい」という希望を表現する場として設けられています。
クラウドファンディングで支援の輪を広げよう
このファッションショーのため、現在クラウドファンディングが実施されています。目標額は、第1段階が50万円、第2段階が100万円。資金は主に会場費、衣装制作、演出に必要です。リターンとしては、アール・ブリュット(生の芸術)の作品を活用したオリジナルグッズが用意されており、購入することでショーの運営費に貢献できます。
重度心身障害者が抱える現実
重度心身障害者は、肢体不自由や知的障がいを抱えている方々です。一般的に、着替えが自力で行えないため、おしゃれを楽しむ機会が極めて限られています。このような状況を打破し、彼らが望む服装を提供することが、このショーの根底にある課題解決のひとつです。服飾を学ぶ学生が制作した衣服は、機能性とデザイン性を兼ね備えたものとなります。
ショーが生む共生社会の未来
アダプティブファッションショーは、単なるファッションイベントではありません。以下の3つの目的があります:
1.
見られる存在になる:普段は介助される側の重度心身障害者がステージに立ち、観客にその存在をアピールします。
2.
多様な人々の交流:学生、支援者、家族、企業など、ファッションショーの実施を通じてさまざまな人々が関わり、支え合うきっかけを提供します。
3.
社会の無関心を変える:ファッションショーを通じて、障害者との接点を持つ機会が生まれ、共生社会に向けた第一歩を踏み出せるでしょう。
2025年の開催概要
- - イベント名:第3回アダプティブファッションショー2025
- - 日時:2025年10月4日(土)
- - 場所:YOLOBASE(大阪市浪速区恵美須西3丁目13-24)
- - 入場料:無料
- - 参加校:国際ファッション専門職大学、京都女子大学など
- - テーマ:「百花繚乱」
グラデーションのように多様な個性が共存し、美しくひとつになることを目指しています。
今後の展望
アダプティブファッションは、重度心身障害者だけでなく、すべての人々が自由に装える社会を実現することを目指しています。ファッションショーを通じて自己表現の機会を提供することで、社会参加や自己肯定感の向上を図ります。
これからの展開にご期待ください!
詳細情報及びクラウドファンディングへの参加は、
日本アダプティブファッション協会の公式サイトをご覧ください!