大阪府箕面市に位置する「みのおサンプラザ1号館」が大きく生まれ変わるプロジェクトが始動しました。東京建物株式会社と阪急阪神不動産株式会社によって推進されるこの再生事業は、地上11階建ての複合マンションとして2028年の竣工を目指しています。本物件では、共同住宅だけでなく公共施設や店舗が一体となった魅力的な空間が生まれる予定です。
再生の背景
「みのおサンプラザ1号館」は築45年を経過し、老朽化が進んでいました。2015年に実施された耐震診断では、耐震性の不足が確認され、早期の対策が求められました。その結果、「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく「マンション敷地売却制度」が活用されることになりました。この制度を使うことで、従前の建物を取り壊して新たな建物を建設するプロセスを円滑に進めることが可能となります。
新しい複合マンションの特長
本物件は、阪急箕面線「箕面」駅から徒歩約3分という便利な立地に設けられます。地上11階建てで、109戸の住宅が設計されており、全戸にトランクルームがつく特長があります。4階から11階には居住空間が広がり、1階から3階には公共施設や店舗が配置され、地域のハブとしての役割を果たすことでしょう。
この新しい複合マンションは、駅周辺の活性化を目指し、地域交流や観光の拠点となる施設も整備される予定です。特に、子育て施設や地域の交流の場として利用されることが期待されています。
今後のスケジュール
このプロジェクトは段階的に進行し、以下のようなスケジュールで進められます。
- - 2020年8月:東京建物と阪急阪神不動産が事業協力者として選定
- - 2023年1月:敷地売却決議が賛成多数で可決
- - 2023年5月:敷地売却組合設立認可
- - 2024年夏頃:解体工事着手
- - 2025年8月:新築建物工事着工
- - 2026年5月頃:マンションの販売開始
- - 2028年2月頃:新築建物の竣工予定
おわりに
箕面市という地域にとって、「みのおサンプラザ1号館」の再生事業は大いに期待されるプロジェクトです。もともとの建物の価値を再生するだけでなく、利便性や魅力を高めることで地域全体を活性化する力を秘めています。今後の進展に注目していきたいと思います。地域の皆様にとって、新たに誕生するこの複合マンションが豊かな生活を送るための一助となることでしょう。