糖尿病研究開始
2025-11-11 12:53:39

糖尿病性神経障害のスクリーニング研究を京都大学とスタート

糖尿病性神経障害の新たなスクリーニング研究



株式会社セカンドハートが、名門京都大学との共同研究に着手しました。この研究の目的は、糖尿病性神経障害の早期発見に貢献し、足切断を防ぐことです。糖尿病は、世界中で多くの人々に深刻な影響を与える病気であり、特に合併症の一つである下肢切断は、早期の対策が求められていました。

共同研究の背景



国際糖尿病連盟によると、20秒に1人が糖尿病関連の足切断を経験しており、その多くは足潰瘍から派生しています。この問題を解決するためには、早期に末梢神経障害を発見することが極めて重要です。これまで、糖尿病性神経障害の評価方法は複雑で、一般的なスクリーニングには課題が多かったのです。

デジタル音叉の活用



今回の研究では、株式会社衣川製作所の「デジタル音叉」を使用します。この医療機器は、末梢神経における感覚を定量的に評価するためのもので、京都大学医学部附属病院で行われる臨床研究で実証します。研究責任を担うのは、京都大学大学院医学研究科の矢部大介教授です。研究期間は、2025年7月から2026年6月までを予定しています。

研究の具体的な目的



この研究では、「デジタル振動覚計」を用いた新たなスクリーニング手法の開発を目指します。従来の神経伝導検査は複雑で高額な機器を必要とし、スクリーニング検査としての適用が難しいものでした。本研究を通じて、より簡便で、再現性が高いスクリーニング方法を導入することにより、プライマリケア現場での利用を促進する狙いがあります。

目指す未来



矢部教授は、「この研究を通じて、糖尿病患者が社会に参加し続けられる未来をつくる」という強い意志を持っています。研究が成功すれば、ASEAN諸国にも広がる可能性があり、糖尿病に関連する足切断予防における有効な手段となるでしょう。これは、日本だけでなく、広くアジア全体での健康問題解決に寄与するものです。

セカンドハートのビジョン



セカンドハートは、糖尿病患者の足を守り、足切断をゼロにすることをミッションとしています。同社は、足病診療支援プラットフォーム「Steplife®」を中心に、末梢神経障害や足病変の早期発見と診療支援に向けた技術開発に取り組んでいます。

私たちの社会では、糖尿病による足切断の多くは防げるものであり、早期の対策が重要です。今回の共同研究が、実際の医療現場で実用化されることで、多くの命を救えることを期待しています。この研究が成功し、あなたの大切な人たちを守る手段になることを願います。


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