ジャズ喫茶文化の記録
2025-08-20 13:58:51

希少なジャズ喫茶の文化を守る写真集『Tokyo Jazz Joints』が登場!

日本の音楽文化を映す一冊



2025年8月下旬、株式会社青幻舎から刊行予定の写真集『Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る』が話題を呼んでいます。もともとは2023年にドイツで発表されており、その後、イギリスの有名媒体「The Guardian」やBBCでも取り上げられ、高評価を得ました。この日本語版では、ジャズ喫茶という日本独自の文化を守るための貴重な記録がされています。

ジャズ喫茶の魅力


ジャズ喫茶はただのカフェやバーではなく、音楽と向き合うための特別な空間です。フィリップ・アーニールがこの文化に魅了された背景には、彼が約20年間日本に在住した経験があります。彼はアメリカ出身の放送作家ジェームス・キャッチポールと共に「Tokyo Jazz Joints」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは消えゆくジャズ喫茶やバーを記録することを目的にしています。

写真と共に振り返る文化遺産


本書には全国各地のジャズ喫茶がオールカラーで掲載されており、それぞれの店舗が持つ独特の雰囲気や質感が美しい写真として収められています。東京の名店「ジャズ喫茶いーぐる」や「DUG」、さらには閉店した店舗も含め、ジャズの聖地を巡る旅が体験できます。このような文化に対するアーニールの視点は、日本人が見過ごしがちな文化的価値を再認識させてくれます。

特別に編集された日本語版


日本語版では、ハードカバーの原書から仕様が変更され、コンパクトなB5判型となっています。これにより、より手に取りやすく、持ち歩きやすいデザインに仕上がっています。また、巻末にはアーニールの書き下ろしテキストも収録されており、彼がこのプロジェクトに込めた思いや、現在の心境なども綴られています。

文化の伝承を目指して


『Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る』は単なるガイドブックではなく、日本のジャズ喫茶文化へのオマージュとしての役割を果たします。写真と共に、失われつつある文化の重要性に気づかせてくれるこの作品は、これからの世代への文化の伝承を目指す一冊となるでしょう。ジャズが持つ独自の魅力を味わいながら、ぜひ手に取ってみてください。


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