エスティとCREが提供する2024年の物流不動産マーケットレポートを発表

エスティとCREが発表した物流不動産マーケットレポート

株式会社estieと株式会社シーアールイー（CRE）が共同で発行した「2024年下期エスティ物流マーケットレポート」は、首都圏、近畿、東海を対象にした賃貸用物流不動産の動向を詳しく分析しています。このレポートは、物流不動産業界における重要な情報源として期待されており、2025年3月26日に提供が開始されました。

レポートの概要

本レポートは、首都圏、近畿、東海エリアにおける3,000坪以上の賃貸物流施設を対象に実施した調査結果を基にしています。2024年下期（2024年7月から12月）の四半期ごとのデータを含む内容となっています。内容は二章構成で、第1章では各エリアの稼働面積の推移、空室率、募集賃料の動向が分析されています。第2章では、重回帰分析を用いて物件の特徴を除外し、エリアごとの募集賃料実力値について深く考察しています。これにより、CREの豊富なマーケット知見とestieのデータ分析能力を融合した新たな視点が提供されています。

各エリアの動向

首都圏エリア

首都圏においては、需給バランスが安定し空室率は横ばいで推移しています。これに伴い募集賃料も僅かながら上昇しています。市場は比較的安定しているものの、さらなる動向が気になるところです。

近畿エリア

近畿エリアでは、2024年第3四半期に空室率が増加したものの、依然として5%未満です。募集賃料は増加傾向にあり、現在の価格帯は4,000円の後半に位置しています。このエリアも全体として安定した傾向が見られます。

東海エリア

東海エリアでは、2023年第3四半期に急激に増加した空室率が、2024年第3四半期以降は連続的に減少しています。募集賃料は、空室率の変動に影響されることなくほぼ横ばいで推移しています。この動向は、将来的な賃貸市場にとって重要な意味を持つでしょう。

今後の展望

レポートの発表以降、今後も調査対象としてエリアの拡大が続けられる予定です。賃料相関のある特徴量の解析、今後の募集賃料の予測など、さらなる詳細な調査が進行中です。物流不動産の動向を把握するためには、こうした専門的なレポートが価値あるリソースとして活用できます。

最後に

このように、estieとCREの共同による「2024年下期エスティ物流マーケットレポート」は、物流不動産業界にとっての新台地を切り開く重要なコンテンツです。特に、各エリアの動向を把握するための資料として、ぜひご活用ください。無料ダウンロードも可能ですので、関心のある方は下記リンクを訪れてみてください。

ダウンロードはこちら

このレポートは、物流不動産業界に携わる多くの方々にとって、需要と供給の動向を理解し、市場の将来を見据えるための貴重な情報源となります。