「MiraQ」が新たな学びの場を提供
2025年4月17日、大阪市のエル・おおさかで、一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会(通称MiraQ)が初の定例研究会を開催しました。企業が持つ意義や働く理由について、多様な立場の参加者が集まり、対話を通じて自身の言葉で考えることを促すこのイベントは、大きな注目を集めています。
越境学習の意義
越境学習は、異なる業種や役職、世代の人々が交流し合いながら学ぶことを意味します。近年では、企業内だけでなく社外の視点を取り入れることが、組織の成長に不可欠であると認識されてきました。MiraQの活動は、社外での対話が新たな気づきやアイデアを生むきっかけになることを目的としています。
初回研究会には、経営者、役員、管理職、一般社員などさまざまな立場の方が参加。33名のメンバーは、設けられたテーマ「企業発展のために」について意見を交わしました。この対話を通じて、参加者は自社の方向性や経営の目的についての理解を深め、これまでの固定観念を打破する機会を得たようです。
参加者からは「自社内では得られない視点があり、非常に刺激的だった」「思考が凝り固まっていたのを感じた」といった声が寄せられています。また、年齢や役職を超えた交流によって、相互理解が生まれたことが印象的だったとのことです。
社労士の思い
今回の研究会を立ち上げたのは、社労士として27年間、企業支援にたずさわってきた中村秀和氏です。経営において重要なのは、制度や法律だけではなく、「人」に向き合うことと考え、自身の経験や知識をもとに越境学習プログラムを設計しました。
中村氏は、参加者の言葉が変わる様子を見ながら、対話の力の重要性を改めて実感したと語ります。「次回以降も、経営者と社員の声が交わる場を作り、より深い問いを引き出していきたい」との意気込みを示しています。
今後の展望
MiraQは、2025年度中に100社の参加を目指し、継続的な学びの場を設けます。次回の定例研究会は「経営者の責任」をテーマに2025年5月15日に開催予定です。将来的には、全国の1,000社との共創を実現し、理念が現場で語られる組織を増やすことを目指しています。
参加方法
MiraQは、参加企業を募集しています。興味のある方は、公式サイト(https://kagayaku-kigyo.com/)をご覧になり、今後の活動に参加してみてはいかがでしょうか。新しい学びの場で、企業の未来を共に考え、共に成長する仲間を見つけるチャンスです。