イタセンパラ飼育開始
2025-07-11 11:00:24

ジェックス株式会社が国の天然記念物「イタセンパラ」飼育スタート!保全活動に期待

イタセンパラの飼育開始



大阪府東大阪市に本社を置く、アクアリウム用品のリーディングカンパニーであるジェックス株式会社が、国の天然記念物として知られる「イタセンパラ」の飼育を開始することが決定しました。この取り組みは、生物多様性保全への重要な一歩として、多くの期待が寄せられています。

イタセンパラとは?



イタセンパラは、特徴的な姿と愛らしい生態から「淀川のシンボルフィッシュ」として親しまれています。その生息地は限られており、現在は絶滅の危機に瀕しています。そのため、イタセンパラの保全活動は急務であり、今回の飼育許可は、文化庁および環境省からも認可を受けて行われることとなりました。

ジェックスの理念と活動



ジェックス株式会社は「このやさしさを人と社会へ」という理念を掲げ、生物や人。そして社会との強いつながりを育むことを目指してきました。社長の五味宏樹氏は、「国の天然記念物であるイタセンパラの保全活動に関与できることを光栄に思っています」とコメントし、積極的な生物多様性保全への姿勢を示しています。さらに、生物多様性の啓発活動にも力を入れ、安易な野外放流のリスクについても情報提供を行う予定です。

おおさか環農水研との連携



ジェックス株式会社は、大阪府立環境農林水産総合研究所(環農水研)と連携し、「おおさか生物多様性リンク」を結成しました。この連携により、学校や企業、行政機関などと協力し、生物多様性の保全や利活用の推進を図ります。イタセンパラの飼育を通じて、地域の生物多様性の重要性や最新の保全技術の情報を広め、さまざまな人々と連携していく構えです。

飼育開始の具体的な流れ



2025年7月8日には、ジェックス株式会社の本社で「おおさか生物多様性リンク」の署名式が行われます。この日は、生物多様性センターの中心人物と社長による活動宣言書の署名が行われ、イタセンパラの飼育が正式にスタートします。他にも、地域の小中学校や環境団体を対象にした教育プログラムも展開される予定です。

未来への期待



ジェックス株式会社のイタセンパラ飼育開始により、今後の生物多様性保全に対する理解がより深まることが期待されます。これをきっかけに、多くの人々が自然環境への関心を高め、生物を大切にし、共生する意識がさらに広がることを願っています。また、この取り組みが成功裏に進めば、大阪を生物多様性保全の最前線に置くことができるモデルケースとなるでしょう。生態系の保護に貢献しながら、いきものとの調和のとれた暮らしを目指して活動を続けていくこの取組みに、ぜひ注目しましょう。


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